2026年8月16日日曜日

「オークストリートの異変」「スパイダーマン:ブランドニューデイ」

  先日アマゾンプライムにて前々から企画していたスパイダーマン映画シリーズを一気見した(サムライミ三部作とアメージングのぞく)。元々スパイダーマン映画は評判が良く、また最近流行りのマルチバースの先駆けと言われていたので興味深く鑑賞したが、前評判に違わずとても面白かった。特にアニメ版のスパイダーマンが良かった。
 今作「ブランニューデイ」は実写版の前作「ノーウェイホーム」から5年ぶりの新作であり、マルチバースの先駆けでなれど悲しい締めくくりとなった前作をどのように回収するのかが気になり、これまで上映に駆け付けていなかったシリーズなれど、わざわざ足を運んでしまった。
 お盆休みで時間もあったので他にないかと思ったら、JJエイブラムズの恐竜映画「オークストリートの異変」が封切されていたのでついでに鑑賞することにした。

 プログラムの関係で「オークストリートの異変」を先に鑑賞。
 かつてスピルバーグの後継と言われていたエイブラムズ色が存分に発揮された映画だった。不条理なタイムスリップには突っ込みどころ満載。一見ご都合主義的なファミリー映画なれど、主人公を子供目線に落としきれない点や、残酷描写、性描写から一貫性を感じられず。ちょっとちぐはぐな感じ。
 まさかの父親リタイヤだったが、これはラストの逆転劇への伏線。タイムパラドックスを完全無視したご都合主義だがこの映画にはお似合い。まあほんわかとあたたかくなる映画だと思った。
 なお題名がクトゥルフ神話的で良き。出てくる恐竜はことごとく羽化しており、ジュラシックワールドで規定された恐竜像から現代風解釈の恐竜像へとブランニューアップをしようとする思惑は感じた。割にジュラ紀と白亜紀の恐竜が混在するのはどうかねぇ。
 登場人物が前景で演技する影で恐竜がちらりと通り過ぎるような演出はとても良き。

 次いで「スパイダーマン:ブランドニューデイ」。
 シリーズを一気見したので前作の終わりがどうも思い出せず、ファーフロムホームとごっちゃになってしまう。徐々に話を思い出して、ああそういえばピーターは自分の存在の記憶を全て消去してしまったんだなー、というのんびり鑑賞だったが、実はこれが本作の大きなテーマであった(当たり前)。
 意外な人物が敵役となっていたり、最後に逆転劇が行われたりとボリューミィな展開。しかしずっと登場して来たフランクに対して「誰?」と思いながら観ているレベルのライト層なので敵役の素性にもまったく興奮できなかった。んー自分はマーベルシリーズを楽しめる下地がなさすぎるのかも。
 ドクターストレンジによって失われた記憶は蘇ることがなかったのは良かった。ご都合主義で深層心理に隠された思いや記憶が思い出されるというありがちなストーリーに背を向け、私はあなたを愛していないと言い切るMJが良かった。


忘れないための私的あらすじ

「オークストリートの異変」
 雷のような光に包まれてタイムスリップしてしまうオークストリート街。恐竜の跋扈する街でのサバイバルとなる。家を補修して引きこもる一家だったが、愛犬を探して息子が家を飛び出してしまう。これを追いかけて探して姉が、姉弟を探すために両親が家の外へ。

 なんとか合流する一家だったがアロサウルスからの逃亡劇で父親が命を落とす。失意の中ポータルを見つけて現代へ戻る一家。戻った時間はタイムスリップする前だったので、父親を電話で呼び出して命を救い(タイムパラドックスはあえて考えないスタンス)大団円。
 思い起こしても何のテーマ性も感じられないファミリーピクチャーだなぁ。その割に恐竜の後尾シーンや捕食される人々が描かれたのが不思議。

「スパイダーマン:ブランドニューデイ」
 仲間を失い仕事に没頭するスパイダーマン。憑依する敵に翻弄される。
 

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