2022年12月26日月曜日

アバター2

 アバターの続編「アバター2 ウェイオブウォーター」を観て来た。

 前作で大団円を迎えたのに今後四本の続編が作られ、全五部作となるとのこと。どんな話になるのよ?と思えば、何のことはない人間の再侵攻と逃げるナビィという前にも見たような展開。逃げる先が海の民族になり、新しいナビィの文化が語られるという物語。
 地球との戦争にナビィたちが勝てるはずもなく、かと言ってパンドラ(=エイワ)の力で勝つというのは最後の切り札なので何度も使えない。
 結果今回の落ちはトゥルクン(=クジラ)狩りを阻止するというもの。物語全体がこじんまりとしてしまった。あきらかに続編への導入部です、という作り。上映時間だけは無駄に長く、三時間以上あるのに、話はまったく進展しない。
 観ていて長さは気にならなかったが、一本の映画としてどうなの?

 主人公のジェイクももはやナビィと一体化して人間であることの葛藤は垣間見えない。というかナビィも人間もその感情に違いがないので驚きが少ない。
 惑星パンドラの生物も見た目こそ地球のそれとは異なれど、生態に関してはほぼ変わらないので、CGの凄さには驚かされるが、よくよく考えなおすと大した話しではなく、「家族の絆」というテーマだけではあまりにも弱い。

2022年11月28日月曜日

HRCサンクスデー2022

 コロナウィルス流行から三年ぶりで「HRCサンクスデー」が開催された。
 前日から茨木方面へツーリングへ出掛けようと計画していたが、まさかの土曜日出勤。しかも残業確定現場。
 出勤後、家に帰ると時間をロスするし、朝早く起きなければならないのはネック。しかも寝不足のままその日を過ごし、疲れた体で帰ってこなければならない。
 であれば職場からそのまま茂木へ乗り込み、現地の健康ランドあたりで時間を潰す計画に。最寄りの宇都宮にある健康ランドが宿泊(レストルーム)3千5百円。カプセルルームを利用すると5千円弱とのこと、割と高い。
 であれば安いビジネスホテルでもないかとBookingで検索した所、6千円弱で泊まれるルートインを発見。当然、無料駐車場、大浴場、朝食バイキングつき。個室でゆったりベットで寝れることを考えれば、コスパは悪くないかと考え、予約した。
 
 仕事後、東名に乗りホテルを予約した茨木方面へ。しかし土曜日ということもあってか、山北バス停付近で定番の事故発生。一車線のみの運行で通り抜けに60分掛かるということ。悩んだが御殿場で降りて大井松田まで下道を行く。
 道中、富士五湖経由の中央道も推奨されたが、どうだったか?なお下道経由も案外時間が掛かり、途中コンビニとガススタへ寄ったこともあり、時間的にはあまり変わらない結果に。
 
 再び東名から圏央道へ。 延々と走って常総ICで下車。国道294号を北上してルートイン下館に到着。チェックインすると料金が安いのは旅行支援が入っているからで、それにはワクチン接種の証明書が必要とのこと。Bookingでの予約時には提示するよう指示されていなかった(利用者の所在地などを提出することへの同意は促された)し、同様に割り引かれた長野旅行時も提示を言われなかったので困惑。
 予約キャンセルして他へ行こうかとも思ったが、時刻は23時近いし、延々走って来たのでゆっくり休みたいのも事実。結局普通料金で支払うことにした。9千円ほど。最初はツインの料金を提示してきたのでさすがにこれには抗議。 

 翌日。そばの「つくば山」や「牛久大仏」などへ立ち寄ることも考えたが、まずは茂木サーキットへ行くことにする。下道を走って1時間ほどで到着。すでにイベントは開催。前回訪問時同様、人出も多く、モータースポーツのファンは健在なんだなと感慨深い。
 ホームスタンドへの道中、CBRオーナーによるパレードランが行われていた。楽し気。やっぱり、バイクはいいなー。 強行軍でなければ、バイクで来たかったなぁ。
 

 ブースや出店を眺めつつ、欲しかった帽子を購入したりして、ホンダコレクションホールへ。現在の出し物は「Type R」。NSXやシビックなど、歴代「Type R」が並んでいた。
 常設展示は前回と変わらなかったが、やはりキャメルロータス99TやマールボロマクラーレンMP4/4を見るとテンションが上がる。


 再びサーキットへ戻り、いろいろ見物。発売されたばかりの「Fit RS」が展示されていたので、乗り心地を試したり。コンパクトカーながら室内の広さは素晴らしいの一言。見た目が揶揄されるものの、そこまでヤリスに負けるか?と言いたくなる。
 街を走っているとベストセラーカー「Fit2」をいまだに良く見掛ける。そういう自分も半年前まで乗っていたくらい。本来は彼らが買い替えて行かねばならないはずが、実際は新車を買う余裕がないのが現状だろう。

 
 午後になってエキシビションマッチなど、イベント盛り沢山。F1チャンピオンとなったフェルスタッペン始め、角田など有名ドライバーやライダーも登場。ファンを喜ばせる。景気が悪い中で、これだけ人を動員して感謝祭を催すホンダは素晴らしい。
 惜しむらくはこれが売り上げに直結しないところ・・・。
 
 
 午後2時頃、サーキットを離れる。イベントはまだまだ続いているが、あまり興味が湧かなかった。駐車場への道中、サーキットの広さを再認識。
 道中、イベントコースでもない外周でのんびり見物している集団を発見。んー、プログラムによってはこのコースも使うのか?
 高い予約席を取れなかったが、場内アナウンスを頼りに自由席やフリースペースで祭りに参加している彼らを愛おしく感じてしまう。
 
 ぐるりと外縁を歩かされてやっと駐車場へ。しかし朝はガラガラだったのにいまは満車。自分の車をどこに停めたのか分からず。探し出せないのでは?と一瞬ヒヤリとする。
 プログレというひと昔前ルックスのお陰で探し出すことができたが、次回同様のことがあれば、停めた場所をきちんと覚えておかないといけないな。
 
 ナビで調べたところ、圏央道経由でなく首都高を抜けた方が20分ほど早い模様。高速料金はETC利用すればあまり変わらないようなので、首都高三郷線から都心を抜けるルートを選定する。茂木サーキットから最寄りの友部ICは割と遠かった。
 常磐道を南下。何も問題ないと思った矢先、つくばJCTを越えた所で渋滞情報。今更?しかし5kmで10分程度と大したことない。インターチェンジの分合流が原因だろうと軽く見ていたが、少し進んだ所で10km=30分になる。
 時刻は丁度15時30分を回ったあたり。帰宅ラッシュにぶつかってしまった。
 
 土地勘がなかったのが災い。常磐道~三郷線は柏や足立区あたりの人口密集地を通るルート。このくらいの時刻は夕飯を家でとるため皆帰路へつく時間帯となる。当然渋滞必至。さらに都心環状線は週末空いているイメージだったが、さすがにC2「山手トンネル」は大渋滞だった。
 結局、御茶ノ水あたりまでずっと断続渋滞。東名下りはさすがに空いていたが、結局自宅に到着したのが20時近く。3時間で帰れる予定が5時間30分も掛かってしまう結果に。これなら圏央道経由の方が良かった・・・。

2022年11月1日火曜日

2022秋 黒部ダム

 10月末の週末を利用して、志賀草津道路~黒部ダムへ行ってきた。
 前回出掛けた福島方面への旅はあいにくの天気だったが、今回は土日とも天気が良さそう。久しぶりにCB1300でロングツーリング。紅葉と黒部ダムがお目当て。

 黒部ダム行きは二年前のゴールデンウィークに能登半島へツーリングした時に計画。あいにくの天気により中止となっていた。今回はそのリベンジ。

「初日」

05:40 出発
07:45 嵐山PA
08:30 渋川伊香保IC
 二輪定率割引きを利用。小田厚~圏央道~関越道にて伊香保へ。朝一で出掛けたものの、圏央道の高尾山IC、鶴ヶ島JCT付近で渋滞にはまる。大した距離ではなかったのは幸い。

09:30 榛名湖
 紅葉を楽しみながら榛名湖到着。

10:30 吾妻峡
 前回訪問時はスルーしてしまったが、八ッ場ダムを目当てに訪問。ダムから見る景色はまさに峡谷という雰囲気。

12:10 野反湖
 国道292号から道を離れて北上し野反湖へ。思っていたよりダムへの道のりは遠し。
 野反湖はかつて日本一標高の高い人口湖だったそうだ。湖の奥にキャンプ場が併設されているが、この時期は寒かろう。湖畔は木々が閑散としており、見晴らしが良い。

13:30 志賀草津道路
 草津の重監房資料館が気になる。調べると「ハンセン病」患者を隔離した施設だったそうだ。
 草津白根山へ。残念ながら今回も「湯釜」へは行けず。しかし前回は通れなかった白根山山頂付近を通行することはできた。
 展望台から見る信州の山々は雄大だ。

 峠に当たる横手山では気温3度。どうりで寒いわけで、路肩には「凍結注意」の看板が立っていた。ついにこの季節が来たかと恐怖を感じる。

14:45 道の駅 北信州やまのうち
16:00 イオンタウン三輪
17:00 アイランドホテル
 善光寺へ行こうかと思ったが、やっぱり「お寺」に興味が湧かず。
 ホテルチェックインをしようとした所、前のお客が「コロナワクチン接種証明」を提示できないため割引料金が適用されないようだった。道中、証明書の携帯を忘れてきたことに気づいていたが、自分も割り増し請求されるのかと覚悟したが、証明書には一切言及されることなく、割引料金でチェックインできた。
 どういうこと?
 初日の走行距離370.9km。 


「二日目」

07:00 出発
 のんびり出掛けることも考えたが、黒部ダム行きのバスは6時台からあることを知り、であれば早めに行くことに。
 そのため5:00ごろ起きたものの、グダグダしてしまった。

08:00 小川町 アルプス展望台
 北アルプスの風景。若干雲が掛かって残念。

09:00 扇沢駅
 北アルプスの山々が思ったほど良く見えず、もやもやした気分で県道31号を走ってきたが、国道148号付近で道が開けたと同時に、目の前に山々が。ついに来た!という感じ。

 

 大町アルペンラインを走り、扇沢駅へ。黒部ダム行き「トロリーバス」の発着場・・・だったが、トロリーバスは廃止となっていた。今は普通(?)の電気バス。難工事となった破砕帯を通る大町トンネルをくぐり抜け、黒部ダムに到着。
 220段の階段を上がって展望台へ出るか、60段ほど下って展望広場へ出るか。迷うことなく220段を登って展望台に向かう。

 これまで写真で見た通り、アーチ式と重力式のくっついた特徴ある姿。黒四に辿り着いた。

 観光放流は先週までとなっていたが、何故か今日も放水していた。ラッキー。ダムの姿は当たり前ながら過去に見た写真そのまま。立山がすぐそばに見えて、大秘境の地に建てられたのだなと実感できる。
 屋上展望台から外階段を使って展望広場へ降りる。あらためてダムの巨大さを感じるとともに、間近で見る放水の豪快さに圧倒された。

 生で観れてよかった。来て良かった。

 帰りは名物「ダムカレー」を食す。あんまりおいしくなかったなぁ。

13:00 安曇野IC
13:30 諏訪SA
15:30 御殿場
 順調に長野道~中央道を駆け抜ける。残念ながら小仏トンネルで渋滞発生。東名高速もいつもの如く山北で事故。大月で富士五湖道へ出て須走。足柄峠を越えて帰宅する。

17:30 帰宅
 黒部から自宅まで休憩込みでも半日程度なのね。高速使えば日本は狭い。

 走行距離349.4km。二日間合計720.3km。

2022年10月10日月曜日

2022秋 会津磐梯~那須高原 プログレ

 「スポーツの日」の三連休を利用して「磐梯~那須」へドライブを企画。目的は100名城「二本松城」「白河小峰城」と「磐梯会津スカイライン」。
 しかし9月半ばあたりから秋雨模様の日々。悪いことに週末になると雨が降るという嫌な展開。10月の連休は出掛けようと宿を取っていたものの、週末天気はまたもや雨模様。東北道を通る度に雨が降っているイメージの那須方面。バイクで出掛けるのは気が引けた。
 目的地を変えようかとも思ったが、今回プログレで行くことに決定。考えてみればプログレでロングドライブは初。丁度良い!

 

【 一日目 】

03:30 出発
 ガソスタへ立ち寄り、小田厚BP小田原東ICへ。深夜料金割引狙い。圏央道~久喜JCT~東北自動車道へ。
 東北道へ出たあたりで車の圧倒的楽さに気付く。バイクであれば風圧にさらされて、自然と体に負担が掛かるが、当たり前ながら車ではそれがない。また身を晒しているという心理的不安もないことも大きい。結果疲労感が大違い。こうして皆、徐々にバイクから降りていくのか・・・。

 東北道に入って三車線。車間も取りやすくなったのでクルーズコントロールを試す。何度か使っている内に慣れてきて、とても便利なことを実感。車間を取るためや遅い車を追い抜くためなど加減速が必要な時もあるが、ボタン一つで元のスピードに戻せるのも便利。これもバイクにはない楽な機能。スピード超過の防止にもなるし。
 長距離移動だけを考えれば車が圧倒的に有利か。

09:00 福島
 福島西ICから東北道を降り、吾妻の駅「ここら」へ。地元の物産館。ここまで337km。いよいよ磐梯吾妻スカイラインへ。

10:40 吾妻小富士、浄土平
 かねてより来たかった磐梯吾妻スカイライン。ツーリングのおすすめルートとして挙げられる道のひとつ。しかし福島側から上がっていく道はヘアピン続きで渋滞気味。バイクと違って車は自然と一体になることも出来ず。さらに山頂付近では霧雨で景色も楽しめず。

 山頂の浄土平に到着。雨が降る中、せっかくだからと吾妻小富士の火口まで上ることにした。登り口はまるで富士山のようで、確かに小富士とは言い得て妙。登り切った所で満足。お鉢巡りまではする気になれない。

 三年越しでやっと来れた磐梯吾妻スカイライン。本来であれば森の中を駆け上がり、山頂は火山ガスのため草木が生えず、硫黄色に彩られた別世界が広がる・・・という感じなのだろうが、車では体感が出来ず、さらに雨で景色も冴えないと散々だった。

12:30 裏磐梯、五色沼
 続いて磐梯吾妻レイクラインから裏磐梯を目指すも生憎の通行止め。 迂回路の国道115号から裏磐梯へ。
 裏磐梯五色沼で昼食。会津名物のソースカツ丼を食べるが、ソースを多めにぶっかけたトンカツがご飯に乗っかっているだけ・・・。普通に食べた方が食べやすいし、ソースが掛かり過ぎて辛いし、卵でとじている方が好きかな。

 続いて磐梯山ゴールドラインへ。こちらも雲が発生していて磐梯山は見えず。バイクなら楽しそうな道中も車ではコーナーを攻めるなんて気にはなれない。コンフォートが売りのプログレだし。小さくてMTのフィットならもう少し楽しめたかも。

14:10 道の駅ばんだい
 割といい時間になってしまったので、喜多方と猪苗代湖は割愛。しかしどうしても本場の喜多方ラーメンだけは食べておきたいと道の駅へ。しかしソースカツ丼を食べたばかりでお腹がいっぱい。食べたという実感だけで味がわからず。

16:00 二本松城
 丹羽長重による建城。戊辰戦争で焼け落ちて、現在の遺構は再建されたもの。目玉の二重櫓も天守台も存在が確認されていないとは。お隣にして同じ長重による建城の小峰城を参考にしたのか。
 戊辰戦争における二本松少年隊の像が建っているが、これは太平洋戦争における悲劇とだぶらせて感動するものなのだろう。自分にはその悲劇があまりピンとこない。
 城内は菊人形展が開催されていた。

18:20 郡山
 本日の宿泊地である郡山に到着。走行距離545.8km。
 予報では晴れと言っていたが当たらず、天気は悪くて終始曇り空で山頂付近では雨だったのが残念。バイクであれば楽し気な道も車だとあまり楽しくない。天気の都合で替えるのであれば、ルート自体を見直すべきだと痛感。走ることを目的とせず、スポットを楽しむことを目的とするべきなのだろう。

 

【 二日目 】

08:15 出発
09:40 白河小峰城
 二重に張り巡らされた石垣が見事。しかし東日本大震災で被災し多くの石垣が崩落した。なお被害にあった石垣はコンクリートで裏込めされたもので、栗石を使った伝統的なものは無事だったそうだ。
 熊本城の例もあるので伝統工法=頑丈と断じるわけにはいかないが、結果現在の再建石垣はすべて伝統工法となったそうだ。
 すぐそばを走る東北本線の線路沿いは、雰囲気を出すためか城壁となっていて好印象。お城全体も石垣が残っている有様はミロのビーナスの如く、未完の美を感じさせた。

 情報館の展示内容は簡素ながら分かりやすかった。 寛政の改革を行った松平定信。白河の関や奥の細道。一石=大人一人が一年間で食べるお米の量など。渋沢栄一はピンとこなかったけれど。

12:00 那須高原
 白河から国道289号を経て県道290号へ。那須高原を走るルート。ここもやっぱりバイクで来たかったなあという道だった。

 辿り着いた那須高原展望台は恋人の聖地というのが前面に出され、そりゃ恋人同士でくればテンションもあがるだろうけど、それ以外の者にとってはどうよ?と思ってしまう
 分厚い雲が張り出して、景色もいまいち。オマケにマナーが悪くてデカいクロカンが横付けしていて、駐車場から出すのも一苦労。印象最悪となった。

 すぐそばには九尾の狐と殺生石。まったく下調べしておらず、どうせ無理やり名物にした観光地あるあるでしょ?なんて思ったが割と趣があった。奥の細道にも記載があるくらい、歴史的にも有名なようだ。
 盲蛇石、湯の花、千体地蔵、愛宕神社、見立神社。立ち並ぶ地蔵を前にしてコスプレイヤーが写真を撮っていた。

 殺生石から下りは軽井沢を思わせる観光地となっており、当然ながら渋滞発生。もっともオートマ車だし、時間を急いでいなかったので、さほど渋滞も気にならなかった。ここは車で良かったという所。
 那須塩原にて昼食。このまま日光方面へ行って場合によってはもう一泊なんて考えていたが、バイク用に作った今回のプランは車で走っても楽しくなさそう。加えて雨も降ってきそうだし今回の旅はここまでにして帰宅することにした。

14:00 西那須野塩原IC
 東北自動車道~久喜JCT~圏央道~新東名~新秦野IC
 圏央道へ入ったあたりで雨。入間から南はかなり強く降り出していた。

18:30 帰宅
 走行距離359.1km。二日間合計904.9km。

 プログレ初のロングドライブ。高速道路を使用したためか、割と燃費は良くて12km/Lだった。凄い。バイクツーリングと比べると一長一短。どちらにも良い所と悪い所がある。

(良い点)
 ・天気を気にしない
 ・高速道路での走行が楽だし安全
 ・渋滞が苦にならない
 ・荷物をたくさん運べる
(悪い点)
 ・ワインディングを走ってもいまいち楽しくない
 ・自然との一体感がない
 ・高速料金、燃料代などが一人旅では割高となる
 ・気軽に路駐して風景を楽しむには不向き
 ・人気スポットでは駐車場が満車


 今回はバイクで出掛けなくて正解。天気予報では土曜日は晴れ。日曜日も夜遅くまで天気がもつなんて言っていたが当たらず。すれ違うバイカーも皆カッパ着用だったし。
 また同様のケース、つまり宿の予約をとったあと天気が悪くなったという場合は、ツーリングプランを一から練り直すのが良さそう。ドライブルート重視からスポット探索重視へ。

2022年9月20日火曜日

猫森集会2022 Cプログラム

 毎年秋に開催される谷山浩子のコンサート「猫森集会」に行ってきた。

 あまり詳しくないが、猫森集会はゲストを招いて行うコンサートで、お芝居仕立てだったり物語調の演出がされたりするらしい。何日かに渡って行われるコンサートの一日がオールリクエスト回となっているので、その回を目当てに足を運んだことがあった。

 今年はA,B,Cの三型式。そのうちA,BはコンサートでCはトークショーとのこと。トークショー?コンサートなのにトークショーとはこれいかに。しかもA,Bのチケットが7,700円なのに対してCだけ安くなっていて5,500円・・・。しかもゲストが斎藤ネコって・・・まさかの手抜き?なんて逆に興味が湧いて、このCプログラムのチケットを購入した。

 当日は台風14号が猛威を振るう中開催。谷山浩子のコンサート日って雨が多く感じる。幸いなことに九州上陸後スピードが落ち、また日本海側へと進路を向けたことにより関東地方はあまり影響はなかった。

 「猫森集会」は毎年新宿スペースゼロで開催される。ステージを取り囲むように客席が設置されるのが特徴だが、感染症対策でいつもながらのコンサートホール型式。思っていたよりいい席があてがわれ、前から10列目の13番という席はまさにど真ん中の席だった。

 コンサートの内容は思っていた以上に「トークショー」。連日のコンサートは年齢的にのどが辛いということで、今回の内容となったそうだ。実際、最初の曲「やまわろ」は声が出てなかった。
 トークも最初の内は手探り状態だったが、石井AQと斎藤ネコという内輪の面々とのやり取りなので、一曲目が終わる頃には段々ペースが上がって来て、なかなか面白い雑談となった。
 本当に雑談だった。50周年記念イヤーにわざわざお客さん呼んで話すようなことかねぇと言いたいくらいの雑談であった。
 でも楽しそうだったので何より・・・なのか?

 (演奏曲)
 0.愛はかげろう
 1.やまわろ
 2.瞬間
 3.風になれ~緑のために~
 4.トマトの森
 5.カズオくんと不思議なオルゴール

2022年9月17日土曜日

蓼科スカイライン~R299

 蓼科スカイラインから国道299号線を走ってきた。どちらも行こうと思いつつ行けなかった道。
 蓼科スカイラインは八ヶ岳にて分断される諏訪と上田方面をつなぐ道の一つ。他に国道152、県道40、メルヘン街道などがある。
 国道299号は上記メルヘン街道を含み佐久方面へ出た後、埼玉県秩父へと続く道。以前訪問した神流町恐竜センターを通るルート。狭小湾曲のいわゆる酷道で、土砂崩れの為ここ数年通行止めとなっていた。

06:00 出発
 二輪定率割引きを利用して諏訪ICまで出る。小田厚BP~圏央道~中央道。
 しかし調べてみれば二輪定率割引きは分かりにくい施策。土日限定ということだが、であれば休日割引と重なるし、一回の利用で100kmを越える利用のみ対象というのも意味不明。
 境川PAで休憩を挟みつつ諏訪へ。これだけで結構な道のり。諏訪は遠し。

09:10 霧ケ峰
 諏訪ICから国道152号を上がって蓼科に出ようと思ったが、やっぱりというかせっかくなので霧ケ峰に立ち寄り、ビーナスラインを堪能。
 GRスープラを見掛ける。押し出しが強い。

10:00 蓼科スカイライン
 女神湖そばのガソリンスタンドにて給油。白樺高原国際スキー場付近から蓼科スカイラインへ。
 それまで走って来たビーナスラインや並走するメルヘン街道に比べ道幅は狭いし林道チック。途中登山口がある辺りでは駐車場へ入り切れなかった車が路上駐車の列を作っていた。思っていたより大したことないなと思ったが、大河原峠からの景色は素晴らしかった。写真を撮ったが、この風景は実際の目で見ないと感動できない。


 峠から見えたパラボラアンテナのようなもの。これはJAXAの施設であった。
 ダムなどにありがちだが、このJAXA基地から麓までは広い道が整備されていて、お陰で走りやすいと感謝すべきなのか、税金の無駄遣いなのか悩む。

 11:00 佐久
 蓼科スカイラインを走り切り佐久へ。国道141号を南下して国道299に入る。
 思っていた以上に整備されていたのでどこが酷道?と思ったが、それは古谷ダムまで。以降は一車線に毛が生えた程度の狭小路となる。
 もっとも前線舗装されているのでバイクで走る分には狭小も問題なく、時折走ってくる対向車に気をつける程度の話しで30分程度で十石峠展望台に辿り着いた。
 なかなか立派な展望台だが、床が腐っていて立入禁止。峠からの風景を楽しむことは出来ず。神流町方面へと降りていく。

12:30 神流町恐竜センター
 道しるべとなる恐竜センターに到着。以前訪問した時と展示内容に変わりが無さそうだったので中には入らず。
 このまま国道299を南下し秩父へ出るルートと神流川沿いに国道462を進んで関越道に出るルートの二択。今回は関越道方面へ。

  恐竜センターから関越道本庄児玉ICは想定以上に距離があって疲れた。高坂SAで休憩をとることにした。今日は天気が良かったからか人出が多くSAは賑わっていた。いつもなら見向きもしない売店の牛串に惹かれて購入。予想通り不味かった。二度と食べるまい。

15:45 帰宅
 関越道~圏央道~東名~大井松田ICで帰宅。小田厚BPを使用するつもりが間違えて東名に乗ってしまった。まあ大した違いじゃないけれど。

 本日の走行距離は517.8km。高速道路での移動も多かったけど、日帰りツーリングにしては結構走ったな。


2022年9月3日土曜日

NOPE

 映画「NOPE」を鑑賞した。
 ここ数回観に行った映画で予告編を見かけたが、クライマックスシーンだけ集めた予告詐欺に感じて鑑賞予定はなかった。
 しかしYoutubeにて「衝撃の映画」的紹介サムネを見掛け、「もしや面白いのかな?」と興味を持たされた。と言うのも、監督ジョーダン・ピールの代表作「ゲット・アウト」は、驚きの展開が評判の作品。
 なので今作「NOPE」にも驚愕の展開がありえるかもと思い直した次第。


 予告を見る限り、雲の中に潜むUFOが人々を襲うという映画。目を合わせると襲われるので、俯いて逃げるというシーンが印象的だった。
 冒頭の台詞やらチンパンジーの殺戮(?)シーンなど意味不明。本編と関係あるの?なんて思いつつ映画が始まり、しばらくはUFOとは関係のない主人公兄妹のエピソードが語られる。

 馬の脱走エピソードからのUFO登場。それもほんの一瞬だけ影がよぎる程度というのが思わせぶりでいい演出。何で登場したのかなど、意味不明な感じも良い。
 そこからはUFOと普通の人々との邂逅を描いて、シャマラン監督の「サイン」を思い出させる。宇宙人がやって来たと思ったら、子供のいたずらだったというシーンは笑える。

 中盤以降はテンポ良く進み、最後のUFO撃破も筋が通っていてスカッとする。命からがら助かって、UFOの撮影も成功したけど、独占スクープとはならなかった・・・というほろ苦さ。しかし兄妹愛を再確認するという結末も丁度よい。

 チンパンジーの殺戮事件、出てくる意味があったのか不明なベテラン監督など、必要だったのか?と思わせるエピソードもあったが、総じて面白い映画だった。
 特に主人公の演技が良くて、前述の子供がいたずらする場面、UFOが真上に来て一人車内で恐怖する場面などが秀逸。暗闇に白目だけギョロリと動くので、表情がより強調される感じで声が出るほど笑えた。

2022年8月28日日曜日

2りんかんまつり

 2りんかんまつりへ行ってきた。開催場所は「ふじてんリゾート」。
 CBオーナーズミーティングの、鈴鹿サーキットがないバージョンみたいな感じ。メインステージではトークショーが繰り広げられ、会場にはバイク関連企業のテナントが出店している。
 予想より人出もあって賑やか。少しコロナ感染が気になるほど。

 お昼頃に到着したので、何かつまみながら見物しようと思ったけれど、飲食店は軒並み行列が出来ていた。唐揚げやフライドポテトを並んでまで食べる気になれず、飲み物だけ購入してテナントを物色することにした。

 現金の持ち合わせもなかったし、わざわざここで買う物もないかと思いつつ回っていたが、タナックスのブースで「防水ボストンバッグ35L」が2,000円と激安。思わず買ってしまった。 

  会場に来ていたバイクで目を引いたのがこの新型カタナのカスタム。なんか新型のコレジャナイ感が薄まっているなぁと思ったら、リアを延長したことで全体のフォルムが 旧型に近くなっているからか。カタナのカスタムとして、これはアリだなぁと思った。つーか、最初からこれで出せば良かったのにとすら思った。


 

2022年8月21日日曜日

ジュラシックワールド3/新たなる支配者

 「ジュラシックワールド3/新たなる支配者」を観て来た。きちんとは見ていなかったが、割と評判悪い感じ。
 そもそもCGが普通になった現代映画において、復活したCG恐竜に有難味を感じられなくなっている。千両役者に魅力がなくなっているので、ストーリーで魅せるしかないのだが、「パーク」から数えて六作目ともなればネタもなくなっている。
 今回は「パーク」の三主役を再登場させることで、シリーズの集大成感を演出したわけだが、「ワールド2」の最後で広げた風呂敷を畳むことが出来ず。というか畳もうとしておらず、世界はまったく進展せずに終わってしまった。新しいテーマも提示されなければ、これまでのテーマを回収することもなかったのは残念。
 よくある、普通に面白くない続編だった。 

 加えて、この薄い内容で上映時間が2時間30分と長い。なおさら水増し感、つまらなさを増長してしまった。最後はトイレに行きたくなってしまい、本当席を立ってしまおうかなと悩んでしまうくらいの没入感のなさは残念。

2022年8月16日火曜日

プリンター買った

 仕事で日々レジュメを印刷することになり、プリンターの購入を検討。
 実は倉庫に以前使用していたプリンターが眠っている。長い間眠らせているので残念ながらインクヘッドが詰まっているだろう。
 インクを捨てるつもりでヘッドクリーニングすれば復活するかもしれないが、インク4色で5千円くらいと考えれば新しいプリンターを買うという選択肢もある。

 現在発売中のプリンターを調べてみる。予想通り休眠中のプリンターと同等の物は1万円を切る価格で売られている。激安プリンターに付属のインクはテスト用ですぐに無くなってしまうだろうが、それを踏まえても安い。
 休眠プリンターはそのまま寝かせて、新機種への代替え決定。

 せっかくなので他の機種も調べると、エコタンクという大容量インクが使えるモデルが発売されている。このモデルは本体価格を高くして、インク代を値下げすることにより、トータルでは安くあがると設定になっている。。
 なお高いとされる本体価格だが、驚くほどの違いはない。逆にランニングコストは驚くほどの差で、割とすぐに元が取れそう。実際これまで使っていたプリンターは、すぐにインクが無くなってしまって、そのたびに5千円近い出費に泣かされてきた印象。

 以上から結論。エプソンのエコタンク搭載プリンターを購入決定。なおエプソンを選んだのは前回使っていた同社製プリンターの使い勝手が良かった為。キャノン、ブラザーのプリンターは調べることすらしなかった。

 A3印刷はコンビニのコピー機で代用するため、A4の汎用機から選択。

 ・EW-M873T 6色 写真☆5 文書☆5 多機能☆5 6万円
 ・EW-M754T 5色 写真☆4 文書☆5 多機能☆4 4万円
 ・EW-M634T 4色 写真☆3 文書☆5 多機能☆3 3.7万円
 ・EW-M553T 4色 写真☆4 文書☆4 多機能☆3 3万円

 上記四機種がA4サイズの複合機。
 いろいろ考えた結果、インク数が少なく、印刷コストとスピードでは圧倒的に勝っているM634に決めた。がっちりした見た目もお気に入り。他の三機種はホームユース、M634はビジネスユースという位置づけらしい。
 しかしモデル一覧の☆マークでは、M634のいい所がまったく紹介されていないのは気になる。あまり売りたくないモデルなのか。「まよったらコレ!」とあからさまに誘導しているのはM754だし、値段だけを見ればM553になるし・・・。

 現代のプリンターはPCに接続する必要はなく、家庭内LANに組み込めるのが嬉しい。配線の必要がないし、WiFiにてスマホ設定ができるのは便利。

 印字テストを兼ねて、いろんな文書を印刷したり、仕事用のレジュメを作成したり。評判通り印刷速度が速い。ここ最近、文書印刷が必要な時はコンビニのコピー機を利用していたが、やっぱりプリンターがあると便利だ。

2022年8月15日月曜日

2022夏 南九州 七日目

 七日目

08:50 入港
09:15 下船


  台風の影響もなく大阪に到着。ぐっすり眠れて疲れもなし。
 給油をしてカーナビをセット。寄り道も考えたが、明るい内に帰りたい。まっすぐ自宅へ戻る。

 ヤフーナビの指示通り、阪神高速へ。案内通りに走ると地下道路へ。しばらくしてGPS信号を失っていることに気付く。ゴリラナビであればジャイロを併用して案内してくれるが、スマホナビはこの状況だと案内しなくなる。当然大阪の地理感はゼロ。どうすんだ?

 どうすんだも何も、どうしようもない。所詮日本国内だしと開き直って、慌てず騒がず。地上へ出るまで何も考えすに真っ直ぐ進むことにした。
 出た先は近畿道と西名阪のJCT。近畿道経由で名神に出るようナビは案内してくるが渋滞発生の情報表示あり。ここは西名阪から名古屋方面へ出よう。

10:30 針テラス
 かくて思いもかけず名阪国道ルートを選択することとなった。三年前に紀伊半島一周した時以来?ついでなので針テラスへ。行こう行こうと思いつつ、果たせなかったがまさかこうして行けるとは。


  針テラスは名阪国道に隣接しているのではなく、針ICで一度降りる必要のある道の駅なのね。評判通りバイクが多いが、評判ほどではなかった。軽く一服して出ようかといった矢先、強めの通り雨。雨雲レーダーを見るとすぐに通り抜けそう。今回もタイミングが良かった。
 しかし雨雲は近畿~東海に掛かっている。タイミングひとつで大雨の先に行けるか、雨に降られ続けるか、はたまた通り過ぎるのを待つことになるか。

 野生の勘で、今飛び出せば雨雲を先行できると考え、急いで針テラスを飛び出すことにした。

11:45 亀山PA
 亀山付近で渋滞予報。しかし大した混雑もなく通過できた。場合によっては新名神に行こうかと思っていたが肩透かし。

12:40 岡崎SA
 小休止。珍しく伊勢長島で事故、渋滞なし。表示されていた豊田東の渋滞も新東名には影響なし。なかなかついてる。この先も今の所問題なし。雨雲からも逃れた。

14:00 静岡SA
 給油。

14:30 新御殿場IC
 ついに事故発生。いつもながらの鮎沢近辺。本当、東名の御殿場~大井松田間は設計が悪すぎる。下手糞ドライバーが100パーセントの確率で事故るってすごいよな。
 最初にみた表示は渋滞4km=10分。時速換算40km。これなら諦めもつくかとそのまま高速突入を考える。しかし6km=10分で渋滞のお尻が足柄SAを越える。さらに8km=20分となってさすがに駄目。御殿場JCTはすでに詰まり気味。新御殿場ICで降りることにした。
 迂回ルートは国道246か、足柄峠か。Google Mapによれば、まだ246の渋滞が発生していない。であれば246で帰るのが一番速い。

16:00 帰宅
 事故・トラブルなく帰宅。

 本日の走行距離464.6km。南九州ツーリング総走行距離2,272.4km。走ったなー!

2022夏 南九州 六日目

 六日目

08:15 出発
09:10 道の駅「ゆーぼるのじり」
10:15 不動池
 宮崎を出発。本日の目的地「霧島」へ向かい、えびのスカイラインを進む。今日は天候不順。出発時、熊本・鹿児島あたりは大雨の様子。現在の所宮崎は大丈夫だが。


  霧島連山の硫黄山付近では活発な噴気活動がみられているため、不動池~えびの高原の間が通行止めとなっている。
 行ける所まで行ってみようとえびのスカイラインを進む。緑のトンネルが続く登山道は景色も見えずあまり楽しいと思えない。どんつきとなっていることから往来も少なく、連れて路面状況も悪くなっている。
 道中野生の鹿発見。都井岬の馬と違ってすぐに逃げ去ってしまう。

 不動池にて予定通り通行不可。不動池も施設が閉鎖されて入れなかった。

11:30 えびの高原
 えびのスカイラインを引き返し、ぐるりと回り込む迂回ルートへ。こちらは道幅も広く整備されているが、一部車幅減少している。白鳥展望台にて一服。厚い雲が張り出してきていて不安。
  えびの高原に到着。当たり前ながらこちらも通行止めとなっていた。

12:00 道の駅「霧島」神話の里公園
 神話の里公園というのに興味があって立ち寄る。霧島の天孫降臨神話でも聞けるかと楽しみにしていたが、「神話の里」という名前のレジャー施設だった。少しがっかり。駐車場から広がる景色は光と影がアンバランスな調和を見せて幻想的。スマホで写真を撮ったが、まったく撮れていない。
 そうこうしている内に雨が降って来て、一瞬の後に土砂降りに。どうやら雨が降る前に訪れた一瞬の奇跡だったようだ。


 雨宿りしながら昼食をとる。黒豚カツカレー。ジャンボを頼んだはずだが普通サイズ。会計したら予想通りジャンボになってなかった。配膳された時確認しようと思ったが、忙しそうだったのでやめたんだよね。まぁ良し良し。
 うっすいペラペラのカツを頬張りつつ、カレーを食べ終わる頃には雨は上がっていた。タイミング的には丁度いい頃合いに降ってくれてラッキーだった。

14:10 道の駅「まつやま」
 霧島を過ぎ、あとはフェリー港である志布志を目指す。

15:00 うなぎの駅
 志布志着。名物のうなぎを売っている観光販売所へ。うな重一食2,400円に尻込み。そうこうしている間に15:00のオーダーストップ。帰ろうかと思ったが、せっかく来たのにうなぎを食べないのは惜しいので、安いうなぎ弁当を購入。1,600円から300円引きで1,300円。自分にはかなりの贅沢。

15:45 志布志港
 絶対狙ってやってるよな。

 わざわざUターンして撮り直した。

17:30 乗船
18:30 出港
 志布志発フェリー。大阪発と違ってバイクが20台近く集まった。日程的なもの?
 フェリーターミナルには簡単なお土産屋以外何もなし。連休中だから利用客も多いのだろうが、通常は閑散としているのだろうな。
 これまで買っていなかったお土産をみつくろう。これというものがなくて残念だが、お土産なんてそんなもんだ。
 いよいよ九州ともお別れ。九州とは何だったのか。

 本日の走行距離208.9km。

2022夏 南九州 五日目

 五日目

06:45 出発
 今日は予定を変更。当初の予定では桜島に渡って、佐多岬から霧島へ向かうとなっていたが、シンプルに半島をぐるりと回って、都井岬~飫肥城~宮崎を目指す。

07:15 桜島フェリー
 驚くほど簡単に乗船。バイクへのロッキングもほとんどないまま出港。15分程度の内海航海だからか。車の中から出ないドライバーもちらほら。そういえば料金を調べてなかったと思ったら、なんと530円(二輪750cc以上)。めちゃ安。
 目の前に桜島。ワクワクする。

07:30 桜島
 上陸。湯之平展望所を目指す。
 桜島は7月24日に噴火。大きな噴石が飛散するなどし、噴火警戒レベルが5(危険な居住地域からの避難)に設定された。当然ツーリングなんて出来ないわけだが、その後噴火は沈静化、現在の警戒レベルは3。状況に応じての避難準備となった。
 桜島は一度この目で見たかった日本の風景のひとつ。それが達成できて感動もひとしお。思っていた以上に雄大で、まるでゴジラ映画にでも出てきそうな山影であった。

09:50 佐多岬
 桜島を過ぎ、本土最南端「佐多岬」へ。
 本土最南端というのは何とも微妙な立ち位置。考えてみればこの先に沖縄があるし、本当の最南端は沖ノ鳥島となるわけで。
 しかし普通に行ける南の最果てが、この佐多岬というのはわかりやすくもある。ノンストップでバイクを走らせること二時間あまり。やっと辿り着いた感、思えば遠くにきたもんだ感は半端ない。普段はお願いすることもない記念写真をお願いするほど。

 この最果て感はたまらない。疲れた体とここまで来たという実感。この感激こそが次の旅へのモチベーションとなるのだろう。

14:00 都井岬
 佐多岬からいったん来た道を引き返し、国道448号を反時計回りに走る。内之浦、志布志、串間を通り過ぎ都井岬へ。野生馬の生息地ということだが、本当にいるの?と思ったら・・・

 いるじゃん!つーか、野生馬というか馬の放し飼い!?
 人への恐怖心ゼロ。お馬の親子はぽっくりぽっくり歩くよ。バイクから降りてみれば興味深げに近寄ってくる。思わず頭を撫でそうになるも感染症が脳裏をよぎり踏みとどまった。

15:45 飫肥城
 都井岬から日南フェニックスロードを北上。宮崎といえばのヤシの木が立ち並ぶ通りを越えていく。何故フェニックスと思ったら、ヤシの木の種類らしい。

 飫肥城は島津氏と争った伊藤氏の居城。酒谷川の北岸に築城され、日向の最前線という感じ。城内には小学校が建てられ歴史遺構としては見るべき所は少ないが、観光用に城下町が整備され、細かく見てまわることが出来るようだ。

18:30 ホテル

 本日の走行距離391.8km。走ったー!

2022夏 南九州 四日目

 四日目

09:00 熊本博物館「世界の大翼竜展」
 昨日熊本城訪問時、同博物館にて開催されている「世界の大翼竜展」のチラシを入手。ホテルに戻って読んでみれば、翼竜にスポットを当てること自体珍しく、チラシの中にあった「翼竜vs羽毛恐竜~空をめざした2つの”竜”~」というコピーにそそられた。
 翼竜は恐竜ではなく、また羽毛恐竜こそが鳥の元となったとされている。同じく空を飛んだ”竜”同士、その生存戦略にどのような違いがあったのか、というのはとても興味深い。
 予定を変更して熊本博物館を訪問する。

 
 展示されていたのは化石や 全身骨格のレプリカ。その合間に簡単な説明というよくある内容。ランフォリンクスという初期の翼竜がプテラノドンに代表される白亜紀の翼竜へ進化していくあたりは知らない情報だった。
 プテラノドンや今展示館目玉のケツァルコアトルスなど大型翼竜が注目を浴びるが、実際は現在いる鳩やカラスなどと同じくらいの翼竜も多く、これなら飛翔して飛ぶことが出来ただろうなと実感できた。
 一方でプテロダウストロなどの巨大翼竜の一部は飛ぶ理由が見当たらず、再び陸上生活へ回帰した種族なのではないかと思った。

  訪問した切っ掛けである翼竜と羽毛恐竜の違いについてはあまり説明がなく残念。翼竜が滅んだ原因として白亜紀において種の多様性が乏しくなっていたことや、大きな魚などを餌としていた種が白亜紀末の大量絶滅を生き残れなかったことなどが挙げられていた。

 あまり興味がなかったが、せっかくなのでプラネタリウムを視聴。夏の星座を説明してくれたが、これは観て良かった。久しぶりに星座に関する興味が湧いた。今度夜空の星を眺めに行こう。
 展示会向け上映の「フライングモンスター」というのは予想通り寝てしまった。

11:00 (熊本出立)九州自動車道
 博物館を後にして高速を使って一路人吉へ。ツーリングマップルでは快適ルートが掲載されていなかったので、時短を兼ねて九州自動車道を使用。
 八代ICにて「危険物積載車両の通行禁止」看板を発見。もしや長大トンネルがあるの?と思いつつ走っていると幾つかのトンネルを過ぎた後、「肥後トンネル」という6,340mの長大トンネルへ。北陸東海自動車道以来の閉所恐怖症発症するか?と思ったが、案外大したことなく走れてしまった。
 調べると八代ー人吉間はIC間の距離38.5kmで日本最長。トンネル数23ヵ所も国内最多とのこと。ショートカットのつもりで高速を使ったが、逆にいい経験となった。

12:15 人吉城
 人吉ICから若干の渋滞を経て人吉城に到着。こちらは令和2年豪雨にて被害を受け、一部施設が復旧のため立ち入りできなくなっている。
 球磨川を水の手橋にて渡った川岸に立地。天然の要害となっている。実際、川岸に沿って石垣が並べられた様は圧巻で、一円を支配するに相応しい根拠地という風情。城内を自由に散策できないのは残念。


13:50 曽木の滝
 人吉を南下。快速路国道221号を進む。この国道にはループ橋が二つもあるのが見所のようだが、えびの側のループ橋は知らぬ間に通り抜けてしまった。
 えびの市を西へ。伊佐市の南にあるのが「曽木の滝」。東洋のナイアガラというキャッチコピーが、逆に小者感を誘うのだが実際はどうか。
 観光客目当ての公園と駐車場。これはだめかと思ったが、滝自体はなかなか迫力があった。しかしどうしても「ナイアガラ」という言葉に期待が大きくなってしまって、しょぼさを感じてしまう。群馬にある「吹割の滝」も似たような滝だが、そちらの方が感動できたかな。


16:15 鹿児島城
 本日最後の訪問地である鹿児島城。再建された御楼門が見もの。
 元々天守や高石垣などが築かれなかったようで、人が石垣であるという武田氏と同様の考えによるものらしい。同じ源氏の末裔同士が同じ結論に至ったかのようで興味深い。


17:00 ホテル

 本日の走行距離232.5km。

 

2022夏 南九州 三日目

三日目

06:30 出発
07:30 九重IC
 本日は阿蘇、熊本方面へ行く予定。再びくじゅう連山エリアを走る。
 大分から別府方面へは時間短縮のため高速を使用。もう一度やまなみハイウェイを走ることも考えたが、マップルによれば県道40号線もおススメルートとなっているので、起点となる九重ICへ向かった。

 県道40号線は静かな山林ルート。交通量は少なく走りやすいが、すぐ隣に「やまなみハイウェイ」があることを考えると積極的にこちらを通る理由はなかったか。 九重「夢」大吊橋という観光名所が名物のようだ。


 くじゅう連山エリアへ来ると、なだらかな山肌に草の茂った丘が広がる。それまでにあった森との違いは何か。牧場にもなっているのかと考えていたら、正解はスキー場とのこと。確かにこの丘に雪がつもれば立派なゲレンデになると納得。

 県道40号はよくあるワインディングで、やまなみハイウェイからには劣る。ちょっと失敗だったか。それも経験と思い直し国道442号を今度は右折。阿蘇方面へ。

08:30 道の駅おぐに
 特徴的な建物のある道の駅。国道212号へ。
 大観峰への道中、放牧された牛を見掛ける。写真を撮ろうと近寄れば、「モー、モー」と警戒される。柵を越えて突進してきそうな興奮ぶりなので、静かに逃げる。

09:00 大観峰
 阿蘇くじゅう国立公園へ。大観峰展望所から阿蘇のカルデラを眺める。絶景。ここも全国広しとはいえ同じ様な景色は他にないのではないか。同様のカルデラである箱根、屈斜路は湖が形成されてしまってこんな風景にならない。
 台地がえぐられ、長い崖が延々と続くかのよう。そんな外輪山の中心に市街地が広がっている。外輪山の淵を沿うようにミルクロードを走る。

10:30 阿蘇山上広場
 草千里を越え阿蘇山へ。残念ながら立ち入り禁止の規制が出ていて、火口方面へ行くことが出来なかった。ロープウェイに乗る気満々だったのだが。
 そのまま南阿蘇パノラマラインにて下山。

11:15 ケニーロード
 南阿蘇を熊本市街地方面へ横断するケニーロード(グリーンロード南阿蘇)へ。広域農道ということで交通量は少ないが見晴らし、路面ともそれほどのものではなかった。もっとも国内有数の名道である、やまなみハイウェイやミルクロードと比較されては分が悪いか。

12:10 天外天菊陽町本店
 予定よりかなり巻いているので、せっかくだから熊本ラーメンを食べることにした。ルート上にあるお店を調べると「天外天」という地元ラーメン屋が有名のようなので立ち寄ってみた。
 丁度お昼時ということもあってか、行列ができるほどの混雑ぶり。暑い中待たされるのも辛いなと思ったが、たまにはこういうツーリングも良いか。
 ラーメンは思ったよりあっさり味で豚骨癖の少ないラーメンだった。メニューはラーメン一択で、トッピングもチャーシュー程度しかないという本格派。サイドに餃子やチャーシュー丼がある程度という潔さは買い。
 さすがにラーメンだけでは味気ないので替え玉を頼んだが、これが結構大盛りで食べごたえがあった。

13:30 本田製作所熊本工場
 熊本へ来たら必ず寄りたいと思っていたスポットの一つ。自分のCB1300もここで組み上げられたので、いわば里帰り。
 本来は工場見学なども出来るらしいのだが、コロナ禍のため見学は自粛となっている。とても残念。生来の生真面目さが邪魔をして、常識知らずに工場内を散策ということも出来ず。何か記念になるような物はないかと工場外周をひと回りしたが、木々に囲まれ中を見通すことが出来ない。まるで原子力発電所のように厳重だ。
 やっと見つけた「WELCOME HONDA」という看板の前で記念撮影。本田熊本へ来たどー!と自慢できる一品となった。

 

 14:15 熊本城
 平成28年の震災で被害を受けた熊本城。その天守閣が復旧したというのも、今回九州へ来た理由の一つ。せっかく来たのに足場が組まれた天守なんて見たくない。
 自分は姫路城に続き、熊本城もてっきり現存天守かと思っていたが、なんてことはなく昭和に再建されたものだった。再建天守ということで、大阪城同様歴史資料館となっていたが、熊本城の知識はあまり持ち合わせていないこともあって、割とじっくり見てしまった。
 天守こそ再建だが、高石垣や一部の櫓などは当時のものが現存している。震災の影響で崩れ落ちた石垣がいまだ放置されていたり、コンクリート吹付けで応急処置をしていたりと被害の大きさを実感。反面、石垣の構造を知るのに都合が良かったりもする。

 

17:15 ホテル

 本日の走行距離273.3km。

 なお懸念されていた台風がついに発生。しかし想定進路は東海・関東・東北。なんたる幸運の持ち主! 上陸は12日夜とのこと。13日のフェリーも問題なく出港できそう。

2022夏 南九州 二日目

 二日目

06:00 起床
07:00 別府港
 別府港到着。本日も晴天。別府の山々が綺麗。
 まずは給油をしてルート確認。県道11号線やまなみハイウェイへ。

07:45 由布岳正面登山口
07:50 狭霧台
 由布岳辺りまではよくある林間ワインディングかなと思っていたが、登山口から見る由布岳は壮大で見事。そこを過ぎると180度の景色が広がる大パノラマ。由布院市街を眼下にゆったりと大きなカーブで峠を降りていく。その雄大さに一発でやられた。
 似たような山道は幾らでもあるが、こんなに開けた風景の広がる高原道路は記憶にない。

08:10 南由布
 県道11号を走って迷い込んでしまう。狭い林道。陽の射さない路面は苔むして滑りそう。後で調べると、やまなみハイウェイはいったん県道11号から国道216号へ迂回するようだった。まあ県道を走り切ったということで、これもまたよし。

08:45  飯田高原
 再び、やまなみハイウェイへ。緑のトンネルをくぐるルートを経て飯田高原へ。くじゅう連山に囲まれた広大な高原は気持ちいいの一言。夏の晴天下、はるばる九州まで来て良かったと実感。


  北海道に匹敵する景観。この雄大さは関東、甲信にはない。

09:00 やまなみハイウェイ展望台
 遠くに阿蘇の山々を見晴らしながら、やまなみハイウェイ終了。国道442号線を今日は左折して、竹田市岡城跡を目指す。

10:00 岡城
 正直よくわからないお城。戦国九州の歴史をあまり知らないこともある。島津の猛攻を退けて、秀吉の九州親征に貢献したお城とのこと。
 大手門を目指して受付を過ぎると、天然の岩肌がむき出しとなった岩壁が出迎えてくれる。これはただ物ではないと思いつつ、上り口の階段まで来れば、眼上には荒廃した高石垣が見えてくる。まさに「荒城」の趣きあり。
 城内は立派な石垣で縄張りがされており、何故これほどのものが必要だったのかと思う。ってしまう。大野川を外堀とし、そそり立つように築かれたお城はさぞ立派であったろうし、難攻不落であったろう。

12:00 県道25 臼杵上戸次線
 岡城を後にし臼杵方面へ。地元の人用の狭い県道をバイパス代わりに使ったが、夏の晴天に気分が大きくなり、良く知らぬ一般道にも関わらず音楽を聴き始めたの。インカムの調子が悪く、音量調節が効かない。さらに道も不案内でナビとにらめっこ。そうこうしている内に前方不注意となってしまい、止まれ看板に気付かず交差点を横切ってしまった。
 「あっ、やっちゃった!何事もなくて良かった・・・」と、思う間もなく嫌な音。ミラーにはパンダ。見事一時停止無視で切符を切られてしまった。こんな交通量のない道でのんびり見張りでもしていたのか。
 五月の連休に鷲羽山で切符を切られた時に比べ、すでにゴールドを失効しているから気楽なもの。ハイハイすいませんね、と青切符をもらう。6千円は痛いがしょうがない。せっかくなのでパトカーの後部座席に乗り込んで涼む。クラウンの後席は狭かった。

12:30 臼杵 浜公園
13:10 関崎 黒ヶ浜
 本日の午後は海沿いを走る。しかし思ったほど楽しい道というわけでもなかった。関サバ、関アジで有名な佐賀関も、特に見所なし。
 時間も予定より結構巻き気味だったので、高千穂方面へ出ても良かった。


15:00 パークプレイス大分
 このままホテルへ着いても早すぎるので寄り道。半袖シャツを買いたかったのでイオンのあるパークプレイス大分へ。現地調達良いね。

16:00 ホテル
 大分府内城は駐車場がないようなので、先にホテルへ。バイクをホテルに停める。

16:30 大分府内城
 ホテルからほど近く、市役所のそばと街の中心部に立地。このお城も残念ながら馴染みはない。元は海城だったそうだ。豊後の大友氏ではなく、竹中重利による築城というのも分かりにくい。
 城跡にあまり見るところもなく、城内は臨時駐車場となっていて寂しい限り。整備計画があるようだが、急いで手を掛けた方が良さげ。

 本日の走行距離222.6km。

2022夏 南九州 一日目

初日)

03:00 出発
 いつものごとく、深夜割引につられて夜明け前の出発。

04:20 清水PA
 「すた丼」が食べたくなって休憩。何故か「唐揚げ定食」に変更。口の中やけどする。 

05:15 藤枝PA
 藤枝岡部ICを越えたところでパラリと雨。いつもこの辺は雨が降るな・・・と思ったら、すぐに土砂降り!水しぶきが上がって走行が危険なほど。緊急ピットイン。全身ずぶ濡れ。靴の中までびっちょり。服は走っていれば乾くだろうが、靴の中はなぁ・・・憂鬱。
 雨予報は出ていなかったので、天気の確認を忘れていた。 局地的に雨雲が発生していたことを思い出す。
 清水で飯を食べたばかりですることがない。結局1時間ほど足止めを喰らう。


07:35 岡崎SA
 給油。満タンで出発しなかったので、少し早目。

08:45 土山SA
 四日市あたりでパラパラと小雨。やっと乾いたのにと思ったが、大したことなくてホッとする。
 この先の確認。カーナビのSDカードを忘れてしまい、カーナビで音楽再生できなかった。代わりにスマホで音楽を聴いてきたが、当然ナビの案内は聞こえない。暇つぶしなしの高速巡行はきついのでギリギリまでスマホを聞いていたい。大阪へのラストパーキングは草津だった。

 草津PAにてスマホからカーナビに音源交換。

10:50 大阪城
 途中でインカムが不調となり、接続されてるのか切断されているのか分からなくなる。大阪の土地勘はゼロ。阪神高速も良くわからず。何のためにカーナビに変更したのだろうと嫌になる。

 大阪城到着。訪問は二度目。広い大阪城公園はどっちがどっちだか分からなくなる。加えて夏の陽射しが厳しい。逃げるように天守閣を目指した。
 城内の展示物はたいして見所もなく、まあ知っているエピソードばかりだから仕方ない。この感動のなさは「再建天守=城の形をした歴史館」という貴重性の無さからか。
 巨大な蛸石も二度目なので驚きもなく、ああこんなのあったねという感じ。

 それでも厳しい暑さをしのげたのは助かった。

15:00 イオンモール 大阪ドームシティ
 今晩のフェリーで食べる夜食を調達。ついでに持ってき忘れたサンダルを購入。フェリー内をライダーブーツで歩くのはキツイ。

15:30 快活CLUB 南津守店
 フェリー内は電波が届かない為、スマホが使えないことを思い出す。暇つぶし用にAmazonプライムで映画のダウンロードをしようと快活CLUBへ。しかし回線が遅く、一本もダウンロードできず!何のため来たんだ・・・。
 道中、噂のスーパー玉出を見れたし、アイスも食べたからいっか。

16:20 さんふらわぁターミナル
 乗船手続きは17:30までというメールが来ていたが、慌ただしいのが嫌なので1時間前に到着。手続きを済ます。車検証を見せることもなく、あっさり手続き終了。乗船後必要な物だけバッグにまとめて待機。

 18:00になり乗船開始。バイクは数台程度だった。
 乗船後することもなく、買っておいた夜食を食べる。早くに起きたことや暑さにやられたこともあってか、すぐに眠くなってしまう。21:00頃にはぐっすり寝てしまった。

 本日の走行距離477.7km。

 

2022夏 南九州ツーリング計画

 今年のお盆ツーリングは「南九州」に決定。九州は北海道に匹敵するライダーの聖地。特に「やまなみハイウェイ」を走ってみたかった。
 しかし関東からの遠さも北海道に匹敵。陸路をえっちらほっちら行っては到着するころには疲れてしまう。そこでフェリーを利用することにした。

 九州へのフェリーは横須賀発、大阪発の二種類。調べたところ横須賀発は夜中出港して翌日の夜に到着。ほぼ24時間の拘束。到着が夜というのが頂けない。二日間無駄にしてしまうこととなる。また料金も5万円近く掛かるので割高だ。
 一方、大阪発は2万円代とリーズナブルな料金。夜出港して翌朝到着なので、入港後すぐ九州周遊を開始できる。移動による疲れ、一泊の宿代、大阪から九州(別府)までの高速・燃料代を考えれば、大阪発フェリーがベストとなった。

 夏ツーリング恒例の懸案事項として台風がある。お盆シーズンは毎年台風が発生。特に九州上陸とでもなればツーリングどころではない。しかしこればかりは如何ともしがたい問題なので割り切り、台風が来たらしょうがないねとあっさり諦める。

 「南九州」 で行きたい所は、

  ①やまなみハイウェイ
  ②阿蘇山(ミルクロード、ケニーロード)
  ③「100名城」6城(大分府内、岡、熊本、人吉、飫肥、鹿児島城)
  ④本田製作所熊本工場
  ⑤日南フェニックスロード

 仕事が忙しくて旅程を決める時間がなく、最終的に面倒になってしまい、九州での滞在4泊を①大分、②熊本、③鹿児島、④宮崎と機械的に決め、そこからルートを作るという荒業。若干無茶で非効率な旅程となってしまったが、それもまた良し。

2022年7月18日月曜日

2022 夏 海の日ツーリング

 今年の梅雨は例年より早く明けたが、大方の予想通りに戻り梅雨。今週はずっと雨が続いた。せめて「海の日」三連休だけは晴れて欲しいと願ったが、残念ながら夏晴れ!とはならなかった。

 先日CB1300の車検+駆動系消耗部品(タイヤ、チェーン、ブレーキ)交換をしたので、なんとかCBでツーリングへ出たい所。しかし初日は生憎の雨。家で悶々としているのも気が滅入るので、プログレでサクッと三浦半島へ出掛けた。

 三崎口では道を間違えて行き止まりに。車一台分しか通れない狭い道をバックして戻るという羽目になる。バックモニターとミラーを見ながらバックするも、まっすぐ下がってるのか、曲がっていのかよくわからず、車を傷つけないようにだけ気をつけて引き返す。怖かった・・・。
 帰りは平塚にあるラーメン屋に寄る。東京豚骨「汁力」という所で、とろみ醤油と角煮チャーシューが売り。 あまり他にない味だったが、値段が高かった。

 

 

 二日目。昨日からの雨は上がらず。それでも内陸側は何とかなりそう。グダグダしていると今日もツーリングへ出掛けられなくなるので、思い切って宿を予約。富士のルートインが思いのほか安い。ルートインであれば、駐車場は心配ないし、大浴場・朝食バイキングもあるのでここに決める。
 最終的に富士へ戻るようなルートを考えるが、残念ながら太平洋側は低気圧の前線が掛かり続け、伊豆一周は無理そう。仕方ないがここ最近良く行っているが、富士山周遊~本栖みち~富士川南下ルートとした。
 CB1300で遠出するのは久しぶり。やっぱり車と違って自然を感じて進んでいくから、旅をしている感がある。楽しい。

 時折晴れ間も見えて、懸念していた雨も大丈夫そうだ・・・と思っていたら、身延付近で通り雨に打たれる。これも旅の醍醐味とやせ我慢しつつ、本日の宿「ルートイン富士中央公園東」へ。
 走行距離は165km。午後からの出発で、あまり走れなかった。

 

 

 三日目。 天気が心配だが、雨雲レーダーを見る限り大丈夫そう。予報では午後から所により雨とか、西日本から段々と崩れていくとか怖いことを言っているが、ダメだったら引き返せばよいと言い聞かせ、かねてより行きたかったビーナスライン~美ヶ原高原へ。

 出発時は曇っていたが、陽が進むに連れ良い天気に。晴れ間も見え始め、朝霧高原では久しぶりに富士山が見えた。甲府につく頃には暑い夏の陽射しが。時間が押していることもあるので、中央道を使ってビーナスラインを目指す。
 前回ビーナスラインに来たのはゴールデンウィークだった。FITで八ヶ岳ドライブをしたついでに霧ケ峰まで走った。美ヶ原高原まで上がるのは去年のゴールデンウィーク以来じゃないかな?
 諏訪ICを降りてR152から県道192に入り、蓼科~白樺湖~大門峠~霧ケ峰~八島ケ原湿原~美ヶ原高原と正統ビーナスラインを堪能した。


  車山あたりは駐車場の空き待ちで乗用車が渋滞を作っている。ビーナスラインがこんなに混んでいるのは珍しい。
 帰りは霧ケ峰を諏訪湖方面へ降りて、再び中央道へ。大月あたりから大渋滞が発生しているので、双葉JCTから中部横断道経由で新東名へ。新東名は御殿場から東がいつもの渋滞。足柄峠を越えて帰宅。
 休憩をあまりとらずに走りっぱなし。疲れた。走行距離478.5km。高速走行も多かったが、距離走れて満足!