2018年1月3日水曜日

ドキュメンタル#4

 アマゾンプライムのオリジナル「ドキュメンタル」のシーズン4を見終わった。松本人志の企画による「8人の芸人が一部屋に集って互いを笑わせ合い、6時間笑わずに残った者が優勝1千万円獲得」というバラエティ。シーズン1(含むシーズン0)からルールが見直され、今回のルールはシーズン3と同様ポイント制ゾンビありという必ず優勝者が決定するもの。
 題名に「ドキュメント」と「メンタル」が掛け合わさっている通り、よくあるバラエティ番組のような過剰な演出は控えられ、長時間笑いを我慢することによる精神的な拘束感を見るのが楽しい。考えてきたネタがまったくウケず、ふとした一言や咄嗟の芸で思わず吹き出すのが面白いし、また必死に笑いを耐える時の表情が何とも言えずおかしい。
 しかし手探りで始まったシーズン初期に比べると出演芸人も慣れた感じで、何度も出演している芸人もいることもあり、緊迫感はだいぶ減った印象。なかなか笑いに結びつけることができず、最期は局部を出すとか、おしっこをするなど禁断のネタばかり。芸人根性は認めるが、地上波での放送では出来ないことの究極がこれなのかと思うとイマイチ。
 これまでは最終版の生き残りはわずかだったのが今回は多かったし、ゾンビタイムとポイント制のために相手を笑わさなければならないという切迫感も薄れてしまい、ダラダラと時間がたってしまった感じで残念。最期の方は松本が無理に脱落者を選出していた感もある。おそらくシーズン5では何らかの手直しが入るのではないかと思った。
 

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