フォルツァSiとZ。どちらも決めかねる感じで中古バイクショップやカタログとにらめっこしつつ、ふと一台のバイクが目に止まる。
・ホンダ フェイズ
今年生産中止モデルとなってしまった不人気車種。フォルツァZのエンジンなどを利用しながら軽量化したタイプで、廉価版的な位置づけ。キーレス、オーディオなどの豪華装備をなくして軽量化、低価格化というのはSiと似た立ち位置。
実際写真で見るそのスタイルはフロントがでかくてリアが細いというアンバランスさ。他ビクスクが皆二灯のところ、普通のバイクを思い出させる一灯で一つ目小僧みたい。
ビックスクーターによくあるソファーに腰掛けて足を投げ出しのんびり着座というアメリカン的なものではなく、背筋を伸ばして足を真下に置くという単車のスタイル。
まさにビックスクーター界の異端児という感じ。確かにカスタム全盛期のビクスクブームの頃は人気が出なかっただろう。
しかし今の目線で見ると人気の150ccバイクにそれがなくても売れていることから、豪華装備はまったく必要ないことがわかるし、ビクスク然としていないスタイルも新鮮と言える。
更にタイプSという走りを重視したモデルがあり、マニュアル操作は出来ないものの、疑似7速制御されたモードを選択できるAT機構を搭載する。しかもネットで調べるとこれがすこぶる速いらしい。馬力向上と軽量化が効いているのだろう。
軽い車体で取り回しが良い。スクーターなので毎日の通勤に使っても便利。いざとなればモード切替で走りも楽しめて、ドラポジもしっかりしていて乗りやすそうと、調べれば調べるほど自分の好みにあっている感じで、実車をフォルツァと比べてみたいという気持ちになってきた。
バイク屋に行くとノーマルフェイズがあったので跨ってみる。後ろにふんぞり返る感じじゃない素直なドラポジがすごくしっくりくる。足を真下に降ろさなければいけないと思っていたが、軽く前に出す程度の自由度はあり、むしろ今乗っているトリートと似たような着座姿勢である。
どうしても平坦に写ってしまう写真と違い、実車のスタイルはスマートで格好良い。フロントの大きさも気にならないどころか、特徴的な一灯ライトと相まって単車風。一つ目小僧格好いい。
色は白黒モデルが一番スマートな感じ。ちょっと白バイを思わせる風体に、はっきり言って一目惚れしてしまった。
これまで取り回しの楽な150ccクラスにするか余力のありそうな250ccにするかとか、シンプルなフォルツァSiにするか豪華装備のZにするかなんて悩んでいたが、フェイズを見た瞬間すべてが解決した気がした。
250ccだけどスマートで取り回しのよさそうな車体。キーレスなどの豪華装備はないが疑似7速ATを搭載して走りもいけてる部分。積載量もビクスクにしては狭いものの、ヘルメット二個を入れるなどせず一人で使う分には十分といえる容量を確保している。着座姿勢も問題ないどころかむしろ単車に近いので走りやすそうだった。
二台目バイクはホンダフェイズに決めた!
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