2015年10月6日火曜日

ドンキーコング トロピカルフリーズ

 購入後すぐに前作にあたるWii版の「ドンキーコングリターンズ」がダウンロード販売されたため、そちらを先にプレイ。そのためしばらく放置していた続編「トロピカルフリーズ」を再開、クリアした。前作同様、初見殺し満載なステージやギミック満載で、難易度の高いアクションゲームだった。

 グラフィックが向上し、確か発売直後のニンテンドーダイレクトではコングの毛並みがフサフサになった、なんて宣伝していた。実際フサフサなのだが、これってXBOXあたりが登場したころからのフレーズだと思う。
 今作の特徴としては仲間としてお馴染みディディーコングにくわえて、ディクシー、クランキーが増えたこと。それぞれに特徴があるのだが、結局ディディーが一番使いやすいように感じた。
 さらに3D視点、カメラの回り込みなどを多用したステージ構成や演出が派手になり、後方視点や斜め視点でのステージ進行は新鮮。樽大砲によってステージを俯瞰しながら飛んでいく場面などでは広い舞台が見えたりもして、なかなかよい演出だと思った。
 一方で斜め視点での樽ジェットやトロッコなどは操作が若干やりにくくもあり、それでいてシビアな当たり判定は健在だったりもあり、派手な演出=楽しいとはなり得ていないのは残念。

 なにしろ難易度は高め。アイテムによる救済はあれどライフも少なく、また頼りの仲間バレルはステージ中盤以降出てこないことが多く、ミスを繰り返す場面多数。樽ジェットやトロッコなどはライフを増やしても関係ないし、落下死もよくあるので尚更痛感する場面多し。
 プレイ開始時は気楽に遊ぼうなんて気分にはなれず、苦行に堪え忍んで辛い部分をクリアしたことによるカタルシスだけを追い求めるといったストイックな作品である。

 以前あそんだUBIソフトの「レイマンレジェンド」もなかなかの難易度だったが、これはミスしたあとすぐそばで復帰できたり、残機の設定がなかったりと、修羅場のクリアを楽にしている。一方のドンキーはチェックポイント制なのでよく死ぬ場面を迎える前にもいくつかの難関があったりするため、ストレス感は更に募ってしまう。
 昔ながらの作りだと言えばその通りで、これがゲームだよと言わんばかりの作風は、ドンキーコングで遊ぶことを決めたユーザーに責任があるのだろう。また根っからのドンキーファン、アクションゲームマニアにとっては難しさが楽しさ、やり甲斐に直結するのだし。
 ただし新ドンキーコング二作をプレイした感想としては、自分程度のライト寄りゲーマーには敷居が高いなというものだった。

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