2026年10月25日日曜日

ディガー +2作

  「ディガー」を観て来た。トム・クルーズ主演なれど珍しく非アクション物。最初の予告では老人がスコップを持って踊るという意味不明だったものが、最近は環境破壊で滅亡しそうな世界を救い出すといった「アルマゲドン」的な感じになっていた。
 物語の展開が読めず楽しみであったが、蓋を開けると幾つかの入れ子構造になった劇中劇となっていて、期待していた物語から少し外れてしまった。

 大外の舞台は環境破壊によって管理社会となった近未来。そこで上映された舞台劇「ディガー」のお話し。舞台劇というメタ展開なしに十分面白そうなストーリーだったので残念というか肩透かし。
 長回しでディガーが大演説をぶち上げる辺りが見所なのだろうが、言っていることは割とよく見かける内容で新鮮味はない。またあくまで舞台の役者が演じているという設定になっているのもまた盛り上がりを損ねている。
 ディガーを演じるカーティスという役者が役とは反対のヒューマニストで、音信不通となった娘の安否を気にし続けるというサイドストーリーに取ってつけた感があり、トム・クルーズが悪役にならないための配慮のように思われてしまった。
 メタ構造にせず、予告編通りの普通のSF映画にすれば、もっと受けが良かっただろうに。これを観に行った観客が肩透かし感から支持をせず、結果悪い評判や口コミが広まって興行収入が落ち込むのはむべなるかな。

(あらすじ)
 石油採掘会社のディガー・ロックウェルは利益を優先して都合の悪いニュースに蓋をした。結果北極の氷に切れ目が発生。流れ出した氷山は欧州へと向かい、大津波による大災害が発生する。
 さらに大きな氷山が発生。今度は北米へと流れだした為、米軍はこれを爆撃。細かく粉砕された氷山が世界各地に押し寄せ甚大な被害と環境破壊を巻き起こした。
 そんな事件を元ネタとする舞台劇が演じられる。



「ゼイ・ウィル・キル・ユー」

 予告編は流れたのに近くの劇場で公開されなかった映画。映画「サプライズ」のように猟奇的殺人鬼に襲われるヒロインが実は戦闘のプロで、逆にサクッと撃退するみたいな展開を予想していたが、そこまでプロではなかった。
 C級アクション映画で何も考えずに観るべき映画なんだろう。殺し方も展開も同じような物語が続いてラストまで行くので盛り上がらない。どこを楽しむのがいいのか。


「スマッシング・マシーン」

 上記映画と同時期に公開されていて、こちらは近くでも上映されていた。時間がなくていかなかったが。格闘興行「プライド」に出場していたマーク・ケアーを主人公にした映画。痛みをこらえるため薬物に染まっていき更生していくという物語。妻とのすれ違い。再起をかけた舞台で敗北してしまう。など、いくつかのストーリーがあるのだがどれも掘り下げが甘く何を言いたいのか良く分からない。
 ケアーの全盛期が描かれないから落ちっぷりも理解できず、だったら最後に勝利したマーク・コールマンとダブル主人公にすれば良かったのにとも思ったり。

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