2024年3月25日月曜日

2024春 モーターサイクルショー、常陸

  今年初の泊まりツーリング…の予定が、何故か週末から春の長雨突入。それまでずーっと晴れてたのに!!「よくあること、よくあること」と言い聞かせ、気持ちを落ち着かせる。
 雨は土曜だけ。午前中は降水量0mmのパラつく程度。午後は1~2mmと結構強めだが、夕方には止む予報。であればバイクで強行しようかと思ったが、直前になって日曜日まで雨マークがついた。心が折れた・・・。
 「1,2,3,5…」と素数を数えて気持ちを切り替え、たまにはプログレでドライブというのも好かろうということに。


3/23

 本日の予定はモーターサイクルショー2024。会場はビックサイト。付近の駐車場はバイク用になっており、車を止められる場所が極端に少ない。不安を抱えつつ出発。案外雨は降ってこず、こりゃバイクで来ても良かったかなと一旦引き返そうかと思ったが、8時過ぎ頃からパラパラと雨が降ってきた。
 下道でのんびり行くつもりだったが戸塚あたりで渋滞発生。現地着が遅くなると駐車場が一杯になることが予想され、結局横浜新道~首都高にてブースト。天気が良い時にまたチャレンジしよう。

 お台場到着。予想通りビックサイト周辺の駐車場はどこも一杯。「満車」の看板や「空き待ち」の車列が並んでいる。たまたま見つけたTOCの駐車場は一日使用料金が青天井だからか空きがあった。30分=300円なので、4時間以内であれば一日上限2500円の駐車場よりお得になる。モーターサイクルショーを観るだけなら良し。
 ビックサイトの東館では「アニメジャパン」というイベントが行われ、駅から観客が列をなしている。ぱっとしない天気ながらかなりの賑わい。

 到着時開場前だったので列に並んで時間を待つ。あるあるだが適当なデタラメ知識が飛び交うオヤジ連中の会話に心の中で突っ込みを入れまくる。
 10時開場。展示場内はすぐにお客さんでいっぱいに。ホンダ・カワサキなどメーカーのブースは前にも後ろにも進めないような人だかり。無料の抽選会やら物販コーナーでは人混みが更にきつくなり、お目当ての新型バイクをじっくりチェックすることも難しい。

 なお今回興味をもったバイクは、
 「GB350C」…思っていたよりGB350でクラシカル感が薄い
 「XSR900GP」…YZR風紅白ストロボカラーは格好いい。
 「W250(メグロ)」…バーチカルじゃないのが残念
 「GSX1000GX」…スズキらしからぬ格好良さ
 ロイヤルエンフィールドのバイクは思っていたよりぐっと来なかった。というか人が多すぎてじっくり見れない。

 思ってた以上に女性客が多く、Youtubeによる女性ライダー配信が効いているのかも。ただし主力の年齢層はやはり高齢男性。若いお兄ちゃん連中は少ない。
 個人的な大ヒットは「バイクセンサー」の無料プレゼントを行っていたコンパニオン。おっぱいでか過ぎ、露出多過ぎ。思わずガン見。眼福、眼福。

 12時ごろ離脱。宿泊先の神栖を目指す。んー何でこんな遠いホテルをとってしまったのか。予報通り昼から雨は強くなり、やっぱりバイクで来なくて正解だった。東関東自動車道を東へ東へ。終点の潮来ICまで走り続ける。
 このまま宿舎へ着くのは早すぎる為、道中にある「サーキットの狼ミュージアム」に立ち寄る。がらんとした駐車場に大丈夫か?と不安になったが、館内には他のお客さんもいた。
 中にはカウンタックやフェラーリを始めとする「スーパーカー」が並ぶ。もちろん「ロータスヨーロッパ」も展示。また当時おもちゃを買ってもらった記憶のある「デ・トマソ・パンテーラ」が置いてあって感動。
 サーキットの狼は全編を読んだことはないので思い入れはないが、当時のスーパーカーブームの洗礼を受けているので、純粋に凄いと感動できた。思っていた以上に来て良かった感あり。反面、来場者そっちのけで雑談をずーっと続けている高齢の館内スタッフたちが目障りだった。

 さてせっかくここまで来たのだからと「鹿島神宮」を再訪する。以前訪問した時に比べ、日本神話への造詣が深まっているから、更なる感動を受けるか。
 鳥居をくぐるとすぐ拝殿となる。そこからほどなく鎮守の森となり、前回と同様深い静謐が漂う。伊勢神宮と匹敵するような厳かな雰囲気。しとしと雨が降っているので猶更だった。
 神鹿、奥宮、要石などを見て回る。広さはそれほどでもないが、森の中なので異世界感があり、1kmに満たない敷地がとてつもなく広く感じてしまう。
 何故ここが三神宮の一なのか。藤原氏の歴史改ざんによるものだとは思えど、東の地の果て太陽の昇る場所。当時は霞ケ浦や利根川によって海も近かったことを思えば、この地を重要視したのも分かる気がする。
 おみくじを引いたら「大吉」だった。ありがたや。

 サーキットの狼ミュージアムに鹿島神宮の再訪と満足。来るまでは遠い、遠いと嘆いていたが、時間を気にせずのんびりドライブに丁度良かった。


3/24

 二日目。本日の目玉は筑波研究学園都市。その道中にある「牛久大仏」を訪問。以前、霞ケ浦を目指して初めてこの地を訪れた時、遠くに見えた大仏に興味を持った。調べたところギネス級の巨大立像とのこと。偶像崇拝的邪道感は漂うが、一度は見てみたい。

 駐車場無料なのは良心的。柵の外から見えるだけでその大きさがわかる。全高120mということで、シン・ゴジラと同じくらい。手のひらに奈良の仏像を乗せられるほどと言う。内部は展望台となっているそうだ。
 キワモノかと思っていたが、観光客は割と来場しており、特に海外からのお客さんが多く感じる。成田から近い為か。
 宗教への忌避感から場内へ入ろうと思えず、近くで見れば更なる大きさを感じるのだろうけど所詮仏像だし、巨大さで畏怖を与えようという考え方と見世物にしている俗物感にも嫌悪してしまう。
 と言いながら立ち寄ってしまった自分も所詮俗物。

 牛久から30分ほど走って筑波研究学園都市着。JAXA宇宙センターへ。
 「厳重警戒中」の看板とともに警備員が常駐する物々しい雰囲気。ロシアでのテロが影響しているのか?敷地のほとんどは立ち入ることも出来ないが無料の広報施設がある。
 実物模型が展示され、説明ツアーなども開催されている模様。疑問に思ったことなどに答えてくれるインフォメーションブースなどもあり、素晴らしい施設だと思った。
 子供連れの家族が多く、次の世代へ科学への興味を持たせるのは立派。

 すぐそばには「つくばエキスポセンター」がある。これは1985年に開催された「つくば科学万博」時、第二会場として建設された。万博の記念館として残すことが考えられており、現在は当時の記録や幾つかの展示物が残され、また科学を身近に感じられるような体験学習型のブースやプラネタリウムなどがある。
 ここも親子連れでの訪問客が多かった。自分も子供のころにこんな所に来たら楽しくて、一日中夢中になれただろう。おっさんとなった自分には我を忘れて実験ブースを体験することが出来なかった。
 プラネタリウムでは案の定寝てしまい、映画はまったく観ることが出来ず。最後の星座の解説だけじっくり聞いた。アンタレスやシリウスなど、星々の名前は中二病心をくすぐる。

 夕方になると圏央道も渋滞が始まりそうだと15時頃につくばを出る。出発時は特に渋滞マークは出ていなかったが対面通行の五霞、幸手あたりで渋滞発生。以後、青梅~入間の辺りからずーっと渋滞。順調であれば2時間程度で帰れる道のりが、3時間以上掛かってしまった。
 それでも車なので音楽を聴きながらのんびり。暗くなってからは雨も強く降り始めたこともあり、今回はバイクでなく車で来て正解だったな。総走行距離は469km。

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