昨年観たホラー「X」の続編「パール」を観に行こうと思ったが、生憎小田原では上映されず。上映館は平塚まで行かねばならず、しかもレイトショーオンリー。考えた末観るのをやめた。元々あまり好きな映画じゃなかったし。
代わりに小田原で上映しているホラーでも観よう探せば「バイオハザード」と今作を発見。「バイオ」はすぐにアマプラ落ちしそうなので「ヴァチカンのエクソシスト」を観ることにした。
実在した神父が行った悪魔祓いを原作とする、よくある「実話を元にしたストーリー」ホラー。とはいえ現実的には思えないようなシーンが連発する。
ぶっちゃけホラー映画なぞ実話でも作り物でも面白ければいいのだ。が、残念ながら今作は面白くなかった。この「悪魔祓い」というジャンルはフリードキンの「エクソシスト」を越えることは不可能なのではなかろうか。
しかもスパイダーウォークなど「エクソシスト」をリスペクトしたような演出があり、製作陣に過去作を超える恐怖映画を作ろうという気概はなさそうだった。ラッセル・クロウ主演の雰囲気ホラーということか。
寝不足に加えて酒を引っ掛けて視聴したため、冒頭から中盤あたりは何度も寝落ち。それでもストーリーが分からなくなることが無いというひねりのなさ。よく言えばオーソドックスな展開。そもそも登場人物が少ないし。
クライマックスにおける神父と悪魔の戦いは面白かった。やっていることは過去の悪魔祓い映画とまったく同じではあるが、「イエスの名のもとに去れ!」的な定番展開が良い。水戸黄門みたいなもの。
最後は頼りなかった若い神父が活躍して主人公の神父を助けるなど、バディムービー展開となっているのも良く、続編への匂わせにもなっている。
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