以前遊んだ「ヘラクレスの栄光3」。このゲームは秀逸なストーリーが売りの隠れた名作と言われていた。続く続編「ヘラクレスの栄光4」もシステム面が改良され、遊びやすくなった名作という。前作クリアから大分時間がたったが、年明け一発目として遊んでみることとした。プレイ環境はWiiUバーチャルコンソール。
あらすじとしては、アトランティスがギリシアに攻められ、主人公たちはこれを阻止しようとしてパンドラの箱を開けてしまい、その後数奇な運命を辿るというもの。当時のRPGにありがちな、悪者を倒して世の中平和にめでたしめでたしという展開になっていないのは「ヘラクレスの栄光」らしくある。
前作に比べ遊びやすくなった今作。前作の細かな不具合は忘れてしまったが、確かにサクサクとゲームは進行。謎解きに詰まることもなく、レベル上げをさせられることもなく。
目玉のシステム「乗り移り」は、他RPGで言うところのクラス(職業)に近い感じか。乗り移り対象は100名もいるため、割と簡単にフィットレベルを上げることができるのは嬉しい。ただし数が多いことからキャラクターごとの個性が薄く、結局同じキャラを使い続けてしまった。
ストーリー展開は予想通りで特筆すべき点はない。が、前述の通り誰にもわかる悪の親玉といった存在はいないこと、ゼウスは人間に期待しておらず、主人公たちが失敗しても新しく世界を構築すればいいとしか考えていないこと、半神であるヘラクレスが半人であるが故の頭の悪さなど、独特で面白いなぁと思わせる表現や展開がある。
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