2019年12月16日月曜日

江戸城、谷山浩子

 12月7日。谷山浩子のコンサートが江東区文化センターホールで開催された。今年初めてコンサートに出掛けたと思ったら、何ともう三度目。東京で行われるコンサート。せっかくなので東京観光を兼ねて「江戸城」見物。つまり皇居を訪問。

 まったく下調べせず。まあ東京駅を降りて丸の内へ出ればいいのね。傘を忘れたので雨に打たれつつ、いちょう並木を歩いていけば、多くの観光客と警察官の警備。さすが皇居だなと思ったら、本日特別な催しが開催されていた。
 その催しと言うのは「大嘗宮」の一般公開で、皇位継承に伴う祭祀が行われた場所とのこと。伊勢神宮にもあったような豊穣を祈念しての建物らしいが、詳しいことはよくわからないというか、興味があんまりない。雨の中ずらりと並ぶ行列に加わる気にはなれず、楠木正成像のそばにある休憩所でスタンプを押して江戸城(皇居)を後にする。


 思えば東京には三年住んで八年近く通勤していたのに、江戸城に来たことなかったんだな。周辺はいくらでも歩き倒したんだが。

 コンサートの開場は17時。現在13時。とくに暇つぶしをするスポットも思い浮かばず。国立科学博物館へ行こうかと思ったが、特別展の内容が「ミイラ」とのことで興味が沸かず。江戸城から銀座方面へのルートを調べると、日比谷の東宝劇場前にゴジラ像というのを見つけたので訪問。


 何このしょぼさ。もうちょっと、お金掛けられなかったのかね。

 かなりがっかりしながらそのまま銀座をぶらつく。本屋に立ち寄り来年の日記を購入。クリスマス向けの飾り付けがされた百貨店のショーウィンドウを眺める。警察博物館でVFRを眺める。
 まだまだ開場には時間があるので、東西線には乗らず、そのまま永代橋通りを歩いていくことにした。隅田川で一服しつつ、門前中町でもつ鍋屋が多いことが不思議。どうして?


 木場まで歩いて16時。1時間ほど喫茶店でゆっくりして、17時すぎに江東区文化センター到着。17時30分からコンサートが始まる。今回もピアノひとつで曲間のおしゃべりという構成だった。膨大な曲のレパートリーの中から「どうぶつ」をテーマとした楽曲が歌われた。
 三度目のコンサートと言うこともあり慣れてしまったのか。生の谷山浩子にもあまり感動を覚えず。前回のコンサート後のどを痛めた話しをしていて、もう浩子さんも歳なんだなぁなどと感じる。
 高音と美しい調べが特徴的な歌「SEAGULL」を聞き、何度も聞いたCDに比べてどうしても高音の伸びが残念で、厳しいなと思ってしまう。これが生の良さと言う人も多いのだろうけれど。
 結局知っている歌を歌う浩子さんを同年代的に応援する人、何度も何度も通ってファンクラブ同士の集まりを楽しむ人なんかには楽しいのだろうけど、いったい自分は何が良いのだろうか。浩子さんのMCもつまらなくはないけれど、昔のオールナイトニッポンの頃の若い浩子さんとはだいぶ・・・ね。
 そんなことを考えてしまった三度目の谷山浩子コンサートだった。

 1.のらねこ
 2.うさぎ
(谷山浩子を知ったころの歌を二番目に歌ったので感慨深かった)
 3.雲雀
 4.水蜘蛛
(雲雀に続いて「もう一人のアリス」から。懐かしい)
 5.竜
 6.お早うございますの帽子屋さん
(以下、9.までリクエスト)
 7.あかり
 8.たんぽぽ
(別離の歌とずっと思っていたが、追い掛ける歌だと今更知る)
 9.愛をこめて。海
10.花さかニャンコ
(みんなで歌うという趣向に乗れず)
11.ネムルル
12.催眠レインコート
(この曲はやっぱり名曲なんだなと感じた)
13.きつね
14.SEAGULL
(最後にきて残念な気持ちになってしまった)
15.卵
16.NANUK
17.河のほとりに
(高校生時代を思い出してしんみりした)

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