2010年9月15日水曜日

バイオハザード4(映画)

 先日鑑賞したバイオ3に引き続き、スクリーンにてバイオ4を見てきた。今回のバイオは世間の流行を取り入れて、3D映画となっている。3D映画はアバター以来なので、少し楽しみ。

 始まりは前作の続きから。ラストに登場したアリスのクローン軍団が、アンブレラの東京本部を強襲するもの。マトリックスみたいな映像が3Dで展開されるのだが、3に比べて動きが悪い。
 今作は監督がポール・アンダーソンに代わったのだが、前作の監督は肌が合っているのだが、私は今監督と相性が良くないみたい。
 バイオ1はシリーズで一番面白くなかったのだが、これの監督を務めているし、あの企画倒れだったエイリアンVSプレデターも彼の仕事。流行のアクションを一通りこなしているんだけど、どうも演出が一辺倒に感じる。格好いい!と膝を叩いて乗れる部分がないんだよな。
 また3Dにしたのが仇となって、画面がぼやぼやするし暗い。2Dに戻されたものを観た方がいいかもと感じてしまった。

 東京本部襲撃後はしばらく展開がだれる。ビルから脱出することになって、ようやくストーリーが動き始めるのだが、長い。90分程度の映画だと知っていたので、もしやゴールまで辿り着かない?と思ってしまった。
 これ以降は普通のアクション映画となり、アリス活躍となるのだが、やっぱり序盤のシーン同様演出に切れを感じなかった。前作のがよかったかな。ジルや仲間たちはどこへ消えたのか?とか胸のペンダントは何?など、そういったミステリーはいらないなぁ。
 前作のように何も考えずにアクションだけを楽しむ映画にした方がいいのに。

 あるいは第二作のようにゲームと融合させてファンが喜べるものにするか。今回ファンサービスとしてゲーム本編の主人公クリスが登場するが、とってつけたような現れ方をするので、別にいらないんじゃない?と感じてしまう。
 クレアと兄妹という設定は引き続いているのだが、ストーリーに全く絡まず。むしろ記憶障害を起こしているクレアはクリスのことを兄と関知しないので無意味。何の為に「クリス」を出しているのかまったくわからん。サービスカットでジルが出てくるが、ワンカットだからよく分らなかったわ。

 総合的な感想。ストーリーはとってつけた感で、演出を含めアリス万歳映画。第二作、三作はゲストキャラの出演やノリのいいアクションシーンが個人的に良かった。今作はそれが活かされておらず、私はアリス万歳ってほどでもないので並以下。
 ミラ・ジョボビッチファンであれば楽しめるな。5点。

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