2024年6月8日土曜日

Honda Go Meeting 2024

  今年も開催された「Honda Go Meeting」。今回はゴールデンウィーク中の開催が6月へずれ、会場も鈴鹿サーキットからツインリンクもてぎに変更となった。春先鈴鹿ではF1が開催されたので会場が変わったのか。また6月は雨の多い季節なので天候が不安。
 あらかじめ休みをとっておいたものの、予想通りというかイベント周辺日は台風や前線の活発化により雨模様。最悪イベントのための休みだったが目的地変更も視野に入れつつ、開催日近くなって詳細な予報によればなんとかいけるか?という感じ。


一日目 長野~北関東を走り抜ける!

 ルート「清里~佐久~軽井沢~(碓氷峠)~赤城山~足尾~日光~宇都宮」

 今日は400km以上のロングツーリング。一日中走り続ける。
 6:00出発。出発時、圏央道に渋滞がないことを確認して八王子経由で須玉ICを目指す。しかし道中の掲示板にて渋滞発生を知る。せっかく渋滞のないことを確認してこのルートにしたので悔しい。素直に御殿場経由にすれば良かった。
 最初の情報では2km5分程度だったのが、渋滞付近では10分。さらに小仏トンネルまで断続渋滞という情報を見て高速での進行を断念。高尾で降りて垂水峠経由で渋滞回避する。これはこれで楽しいか。相模湖ICにて中央自動車道に乗り須玉ICへ向かう。

 清里ラインから横川までロングラン。道中潰れた飲食店を見掛けるが、元々採算が合うと思って営業したのか?一日何名程度の来店を期待していたのか。開店当初は成り立っていたのか?とても不思議。
 いつもは清里から八ヶ岳方面へ向かうが、本日はそのまま佐久方面へ。松原湖など楽し気な場所をみつける。オレンジ色の同色同型ハーレー二台ぷらすネイキッド一台で勝手にマスツーリング。
 小諸にて東へ。軽井沢から碓氷峠を降って横川にて給油。なんと31.8km/L。エコ走行してたわけでもないがなぁ。

 高崎~前橋の市街地区間でお昼。山岡家でラーメンを食べる。赤城山へ。市街地では暑過ぎて上着を脱ぐが、案の定山頂は寒かった。赤城山はハイキングのお客さんで大混雑。景色を眺めることもなく走り去る。赤城山を周遊するコースを走りつつCTX700のカーブに開眼。荷重移動が大事。減速時に体を後ろへ。曲がるときはリーンインを意識。

 R122(足尾バイパス)にてついに雨。局地的なにわか雨ぽかったので我慢してそのまま走行。予想通り日光に抜けるあたりで上がった。日光から日光街道にて宇都宮。本日の宿に到着。かなりの距離を走り続ける厳しいルートだが順調に進んで、予定通りに到着できた。

 本日走行距離478.0km。いやー走った。写真一枚も撮らないくらい走り続けた!


二日目 Honda Go Meeting

 開場すぐにコースインしたかったので早目にホテルを出立。宇都宮から茂木まではバイパスが完備されとても走りやすかった。偶然同じホテルにMeeting参加者が泊っており、鈴鹿から来訪。近くでレンタルバイクを借りての参加ということだった。

 今日は午後から雨模様。所によっては強く降るらしい。例年に比べ参加者が明らかに少ない。もてぎでのバイクイベントは初めてだったので勝手がよくわからない。事前のホームページ告知も要領を得ず、知りたい情報を得にくい、未掲載と不便だった。
 初回のグループでサーキット走行開始。もてぎサーキットは形状を良くわかっていないので新鮮に走れた。きつめのカーブ多め、鈴鹿の裏ストレートのような直線はなし、立体交差もあるのねーという感じ。無事初回走行終了。帰り際に記念写真ブースへ向かい来場写真を撮る。

 試乗会が10時15分の為、受付のあるイベント本会場へ。まずはサーキット走行写真を購入する。一枚2,200円とめちゃくちゃ高い。なかなか良さげなホンダの帽子は6,000円とべらぼう。ぼったくりもいい所だわ。
 バイク用グッズは総じて値段高すぎる。キャンプグッズなどのアウトドア用品もそうだが、この不景気に足元を見るようなことしていると誰も買わなくなるぞ。

 試乗会予約は開催前にネットによる事前予約制だった。チケット購入まで知らなかったため出遅れ。乗りたいバイクはあらかた埋まっていた。しかし当日スマホで予約を取るよりスマートなので、今後もこの方向でお願いしたい。
 フォルツァ、トランザルプ、NC750に空きがあり、買い替え候補に一番近いNCを予約。昨年のイベント以来二度目の試乗。同じシステムで似たようなエンジンのCTXに乗るようになったので昨年より具体的に印象を測れそう。
 試乗して感じたのは、排気量660cc(CTX)と750cc(NC)というわずかな違いからくるパワフルさ。YoutubeなどでNCは意外と速いなんて評価をよく見るが、確かにこの力強さは頼もしい。
 これは排気量からくる違いもさることながら、DCTの味付けが違うことも影響。CTXは低回転における鼓動感を演出しようと早目のギアチェンジをする。対して各ギアで適正に引っ張るNCは強いトルクで加速感を感じる。しかし高回転エンジンではないのですぐにパワーが頭打ちしてしまうのが残念。
 乗車姿勢においてはCTXのフォワードコントロールと低いシートに慣れたからか、NCのステップが窮屈に感じ、また足つきの悪さも気になってしまう。シートは薄くて固めなので、CTXのように長時間乗ったりはできないだろう。
 試乗の結果NC750Xへの羨望は完全になくなった。と同時にCTX700の乗りやすさ、長距離ライド適正を再認識させられた。クルーザーなのでワインディングでのスポーツ走行には問題点もあれど、旅バイクとしては究極なんじゃないか?

 試乗会参加後、そばの展示車両も見回る。第二の乗り換え候補CB650Rは、話題のEクラッチ専用ブースに並べられ、跨ることが出来ず。宣伝写真など見ると小さく見えてしまうが、実車は大きさ面構えともがっちりしている。CB750の中古を買うならこっちのがいいのだろうか?
 NC750Xに試乗した時も感じたが何台か跨った結果、フォワードコントロールに慣れ過ぎてしまい、普通のレイアウトだと窮屈さと違和感を感じるようになった。もうクルーザーしか乗れない体になったか。
 第三の乗り換え候補レブル1100のでさえシックリこない。第四の乗り換え候補GB350Cはハンドル位置の関係からかいい感じに跨れた。見た目のクラシカル感が足りないのが残念。リアシートを外せばだいぶ違うのだろうか。
 結果CTX700の株が上昇。買い増しはあるかも知れないが、終のバイクになりそう。大事にしよう。

 そのまま昼食。のんびり過ごす。1,500円とべらぼうに高いクラシックバーガーを食べる。驚くほど美味しくない。どこが1,500円?と問い詰めたい。バンズはレンチンしたのか柔らかくカリッとしていないし、パティも焼きたての香りや風味もない。クオリティを期待したがただのサーキット価格だった。
 そもそも提供時順番を抜かされたのに実は順番通りに出来上がっており、他の客に誤って提供した商品を謝罪もなく渡されるという始末。スタッフは忙しそうだったし人も好さそうだったので何も言わずにおいたがひどい対応だわな。

 午後からは連続でサーキット走行をする。今日は空いているので待ち時間なし。
 昼過ぎからポツポツ雨が降り始め、天気予報によれば雨雲が接近中。しかし文句も言わず雨具を着始めるライダーたちに感動。
 三連続走行して大満足。15:00頃から雨脚は強まり寒くなってくる。ホテルまでの道中もそこそこあるのでパレードランまで待たずここらで撤収した。

 今夜の宿は日立市に予約をとったが、水戸にしておけば良かったと後悔。雨の中走行しているからか遠く感じる。しかもGoogle先生は広めの幹線道路でなく、近道の山越えルートを指示してくるという鬼。

 今日の走行距離は159.7km。


三日目 北茨城ツーリング

 昨日までとは打って変わってよい天気となる。暑くなりそう。びしょびしょに濡れた衣服やバイクもすぐに乾くだろう。
 宿を出発。国道6号線バイパスへ。海の上に建てられた橋桁を越えて、浜の宮ロードパークへ。売店も自販機もないただの駐車場だったので唖然。ただし景色は素晴らしい。西湘BP国府津PAや東名由比PAに匹敵。堤防が低くて見晴らしが良いからここが一番かも。

 そばのループ橋を越えて県道36号へ。先ほどの海上橋桁もそうだがわざわざ必要か?という疑問が残る。さて県道36号はいたる所土砂崩れとなっており、雨天通行止めとなるらしい。工事現場を見れば崩落した跡がそのままむき出しになっていた。確かにこれは降水時危険かも知れぬ。

 二つ目の訪問地は「御岩神社」。アポロ14号の宇宙飛行士が光の柱が昇るのを見たとして、パワースポット認定されているそうだ。雨上がりの山道をハイキングしてご神体を見に行くまでは出来なかった。
 安産祈願のなされている神様らしい。参拝客に若いお兄ちゃんや、真摯にお祈りをしているおじさんの姿を見掛けたが、子供でも産まれるのだろうか。

 何故かダンプカーなど大型車両がビュンビュン走る広域林道などを走り「竜神大吊橋」へ。竜神ダムのそばに作られ付近を周遊できる橋となっている歩行者専用の吊り橋。かなり立派で頑丈に作られている。バンジージャンプなども行われていた。

 次いで「袋田の滝」へ。先ほどの竜神大吊橋もそうだが、車での観光客向けに適度な案内看板が掲示され分かりやすかった。
 訪問するまで知らなかったがこの滝は「日本三大瀑布」のひとつとされているそうだ。ちなみに他の二つは「華厳の滝」「那智の滝」とのこと。そのせいか滝への入口には観光客向けのお土産屋、飲食店などが軒を連ね、駐車場へと誘い込むおばちゃん、おじちゃんたちが立っていた。その内のひとつへバイクを停め滝を見学に行く。
 入場料を支払って滝壺まで通ずるトンネルを通る。掲げられた四季の写真をみると、冬場は雪に閉ざされ川原も凍り付いてしまうようだ。
 滝まで500mほど歩いて展望エレベーターに乗る。上がった先には別名「四度の滝」と呼ばれる何段も岩肌を落ちていく滝の全貌が見える。

 落差のある崖を一直線に流れ落ちていく滝も美しいが、こうして幾重にも分かれる水流もまた趣がある。
 展望台から降りて滝壺側から見る滝は圧巻の風景。四つに分かれていた流れが集まって落ちてくる様は豪快でしばし見とれてしまった。

 予定していた訪問地はここで終了。あとは国道118号線をひたすら南下して常磐道那珂ICへ。常陸大宮までは久慈川沿いを進むのんびりとした快速国道。そこからは沿道に飲食店などの立ち並ぶ風景となる。
 すぐそばに筑波海軍航空記念館や石切山脈などもあって立ち寄ろうかと悩む。あいにく北関東は午後から雨の予報。せっかく乾いたバイクや衣服が濡れるのも嫌なので、ここは帰路を急ごう。

 常磐道から三郷方面へ向かって首都高を通るのが最短ルートだが、渋滞を嫌いつくばJCTから圏央道といういつものルートを選択。しかしこの選択が大ハズレ。圏央道を進んでいくと程なく埼玉方面に黒い雲が掛かっているのが見えた。降り出す前に抜け出せるかと思いつつ走るが、無常にも道は雨雲の方向へ。ついに川越を超えたあたりで雨が降り始めた。
 入間や青梅という普段でも雨の降りやすい辺りは水煙で視界不良になるほど。当然全身びっしょり。狭山PAで雨宿りをしようか思ったが、ここまで濡れたら変わらないとそのまま進行。八王子から相模原あたりはトンネル多めなので助かった。
 海老名へ着くころには雨が止む。恐らく海沿いに雨は降っておらず、首都高ルートであれば濡れることもなかっただろう。
 天気予報をずっと見ながら走ってきたが、周辺ばかり見ていたのが誤算。ロングツーリング時は行く先も用心せねば…。無事帰れたので良しとしよう。

 本日の走行距離が356.3km。三日間合計が994km。
 初日のロングツーリングは良かった。またロマンチック街道~草津方面へ行きたい。またCTXの累計走行距離が1万km近くなったのでタイヤのドレッドをチェック。なんとフロントの溝がまったく存在しないスリックタイヤ状態。
 先日2りんかんでオイル交換した時は何も言われなかったし、いつからこんなになっていたんだ?と思ったが、恐らくもてぎのサーキット走行で削り取られたらしい。恐るべし!サーキットの舗装!

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