2020年12月8日火曜日

ドラゴンランス

 Amazonで面白そうな本がないかと探していたら、検索結果の中に「ネアラ」という本が出てきて、懐かしいなあと思った。この本の正式なタイトルは「ドラゴンランス外伝 ネアラ」とあるとおり、かつて流行したRPG小説の一つ「ドラゴンランス」のシリーズ。

 もう40年近く前になる高校生時代。ファミコンのドラゴンクエストがヒットしたことからファンタジー、ロールプレイングゲームがブームとなり、関連書籍がいくつも発行された。その中で富士見書房から刊行されたのがRPGの王道ダンジョンズ&ドラゴンズを背景とした小説群があり、そのひとつが「ドラゴンランス」だった。
 「指輪物語」に勝るとも劣らない内容と思うのだが、関連書籍は一杯あるものの本格的な映像化企画が立ち上がっては消えで一般的な知名度は低い。

 そんなドラゴンランス。自分は大好きで小説は大体読んでいたが、この「ネアラ」はシリーズ完結しないまま終了したことから未読。懐かしさもあって今回読んでみようかと思ったが、Amazonの検索結果を見ると電子版は1,650円とお高い。しかし古本を調べると300円程度だったので、これくらいならと購入する。

 Amazonの検索結果からは関連書籍として漫画版がピックアップされていた。昔も「グラフィックノベル」というシリーズで、アメコミ風の漫画版が発行されていたが、それとは別のものらしい。さらに本編では断片的にしか書かれていない英雄ヒューマの物語を漫画化したものもある。
 どちらも今年になってから発行されたらしいが、何で今更ドラゴンランス?
 購入者レビューによればかなり癖のある絵柄らしいが、せっかくなのでこれも買おう。久しぶりで「ドラゴンランス」の世界に飛び込むのに、漫画版というのは手軽だ。

 さらに偶然訪れたドラゴンランス熱で、今まで欲しい欲しいと思いつつも買うのを諦めていた「”憩いの我が家”亭異聞」を買ってしまった。富士見書房からドラゴンランスシリーズが発刊されていたころにリリースされた関連本で、「ドラゴンランス ファインアート」という画集は購入したものの、こちらはお金がなくて買えず仕舞い。
 ずるずると買い時を逃すまま本屋では見掛けなくなり、それでも心のどこかに引っ掛かっていて、たまに思い出してはAmazonやヤフオクなどで値段を調べていたりしたが、大抵1万円近いプレミア価格となっていて購入には至らなかった。
 今回の巡りあわせはかつて夢中になったドラゴンランスシリーズとの最後の邂逅かもしれないと、思い切って購入。駿河屋で5,800円。

 世の中のブームとは無関係なマイ「ドラゴンランス」ブーム。長年想い焦がれていた「”憩いの我が家”亭」がついに手元に来たというのは感慨深いなあ。英雄ヒューマの物語も楽しみ。これを機にドラゴンランスシリーズ全巻読み直そうかなと思ったり。

0 件のコメント:

コメントを投稿