2019年11月19日火曜日

ルイージマンション3

 「ルイージマンション3」をクリアした。期待半分くらいの感じで購入。予想通りハマり切れなかった。

 ゲームキューブで発売された「ルイージマンション(初代)」は、ニンテンドー版バイオハザードのような雰囲気で、一軒の洋館を探索していくというホラーゲーム。個性的なオバケも多く登場して楽しめた。
 続いて3DSで発売された「ルイージマンション2」は複数のマンションが用意され、オヤマー博士から命じられるミッションをクリアしながら進行。使命を達成するごとにベースラボへ引き返すあたりが閉塞的なホラー要素を薄めていたし、個性的なボスが少なかったのが残念。また携帯ゲーム機用ということで、せっかくのグラフィックを堪能できなくなってしまった。

 今回登場の「ルイージマンション3」は一軒のリゾートホテルを探索するということで初代に立ち返っているものの、各フロアを一つずつ探索。ボスを倒して次のフロアへという展開で、ミッション制に近くなっている。
 単調にならぬよう砂漠やら海やら植物園やらと、ホテルの中とは思えないようなフロアが登場。バリエーションが豊富な反面、底が浅い。

 オバキュームでオバケを吸い込むというルイージマンション独特の攻撃方法はそのままに、スラムというアクションが加わり、オバケを叩きつけて倒すことが出来るようになった。物理的な反撃で豪快だが、吸い込んで倒すという特徴が薄れてしまった。
 グーイージという自分の分身が操作できるようになった。ニンテンドーダイレクトでその情報を知った時、面倒くさそうだなと感じたが、予想通りの結果に。アクションゲームで二つのキャラを同時に操作するのは爽快感がなくなるだけ。分担作業を利用した謎解きもバリエーションに乏しく手間が増えるだけ。ピクミン3と同じような印象だ。
 また謎解きも当たり判定がシビアで分かっているのに上手くいかないことが多く、階段の上り下り、ピラミッドの秘密部屋における壺割などでイライラさせられた。
 オバケ退治や謎解き時、吸い込み以外のアクション(ダークライト、バースト、キューバン)を突然強いられる。総当たりによる回答探しになっている節がある。当たり判定のシビアさと加えてここも不満なポイントだ。
 オートセーブのみで任意にセーブできない。黄金のホネによるコンティニュー時、演出が長くてスキップ出来ない。どうしてこんな仕様になっているのか意味不明。

 次のソフト(ポケモン)が控えているので、最後は駆け足で攻略したが、あんまり面白かったとは言えない出来栄えだったかな。この路線で行く以上、ルイージマンションの続編はもう買わないことにする。

2019年11月18日月曜日

CB1300 南房総ツーリング

 NEXCO東日本が実施しているツーリングプランを利用して、千葉県館山市方面の房総半島南側をツーリングしてきた。
 インターネットで千葉のツーリングスポットを調べると、マザー牧場で有名な鹿野山をはじめとしていくつかのワインディングが紹介されていた。Google MAPで経路を検索すれば一筆書きで網羅できそう。これを機会に一挙に走ってしまおうという企画。

ルート
 1.自宅~国道1号線
 2.湾岸線~アクアライン~海ほたる
 3.館山自動車道~冨浦IC
 4.「房総フラワーライン」
 5.「安房グリーンライン」
 6.「もみじロード」
 7.「鹿野山」
 8.「房総スカイライン」
 9.「清住養老ライン」
10.市原鶴舞IC~圏央道~アクアライン~帰宅
(夕方帰宅ラッシュにかち合ったら木更津の健康ランドで時間調整)

 今回利用したツーリングプランは首都高速湾岸線浮島ランプからアクアラインが無料区間になっていた。利用料金が高くて行ったことのなかった海ほたるにも初訪問。観光スポットとして見所も多い鋸山に行けないのは残念だが、その分「走り」がメイン。


 例によって渋滞を避けるため午前4時に出発。順調にいけば日の出前の海ほたる到着。ナビは東名高速を推奨してきたが、西湘バイパス~湘南バイパス~横浜新道の国道一号線ラインを走る。
 年末年始ツーリングを見越して先日購入したワークマンの「イージス」を着込む。結果早朝の寒さは全く感じず、日中は暑いくらい。評判通りの性能を発揮で頼もしい。

 順調に夜明け前の海ほたる到着。当たり前だが辺り一面真っ暗で風景も海も見えない。日の出まで待とうかと思ったが、それなら少しでも先を急いだ方がいいと判断。休憩もそこそこに海ほたるを出発。
 初の海ほたる。トンネル区間は「シン・ゴジラ」で見た景色と同じという感じ。洋上にあるからか施設は船をモチーフにした装飾。橋上となる海上区間は伊勢湾岸道路とあまり変わり映えせず、思ったほど感動はない。辺りが暗いからか。


 かくて千葉上陸。木更津から館山へ。予想以上に車は少なく走りやすいのでかっ飛ばす。同じリゾートとはいえ、都心からの距離で言えば箱根や富士方面と変わりないはずなのに、なぜ東名や中央道の混雑具合と比べて交通量が違うのだろう。
 6時過ぎに冨浦IC到着。到着した国道127号線はヤシの木が立ち並び、南国ならではのお出迎え。市街でガソリン給油しようとナビで周辺検索するも、三軒訪問して全て営業時間外。田舎道を通るルートだったので嫌な予感はしたが。結局Google MAPで検索。一番近くて営業しているスタンドを探すこととなる。こうした情報に弱いのもナビ専用機の弱点と認識。決められた場所を案内するのには長けていても、その場で検索して移動するのに弱い。

 所要を済ませ、最初のツーリングロード「房総フラワーライン」へ。房総半島南端をぐるりと回り込む街道。走り始めはこれがツーリングスポット?と言う感じの道だったが、海上自衛隊館山航空基地て様相が一変。ほぼ一直線の道が続く快適ロードとなる。
 地図上では海沿いの道だが海岸線からは少し離れていて、海はあまり見えない。館山に到着してすぐにお出迎えをしてくれる館山城をはじめ、洲崎灯台、アロハガーデンたてやまなど、ランドマークも多く飽きさせない。

 房総フラワーラインを駆け抜け、そのまま「安房グリーンライン」を北上する。南国の雰囲気だったフラワーラインとは打って変わり、林道を思い出させる山がちなルート。しかし整備されていてとても走りやすい。国道128号線をまたいだ辺りで様相は一変し、田んぼの中を走る一直線の田舎道となる。

 安房グリーンラインを抜け、県道88号線を経由。「もみじロード」へ。安房グリーンラインと同様のワインディング。名前の通り紅葉の見ごたえがありそうなスポットだったが少し時期が遅かったようだ。

 国道465線を経由して鹿野山方面へ。「マザー牧場」など有名なスポットなれど、これまで通った道と異なり道幅は狭い。カーブも多く、センターラインもないような山道を走るので、あまり快適な道とは言い難い。それでも鹿野山頂上付近にある九十九谷展望公園の絶景は素晴らしく、ライダーも多くいて立ち寄るべきスポットだ。


 鹿野山を後にし「房総スカイライン」へ。鴨川へと抜ける「鴨川有料道路」と共に無料開放されている。スカイランとは名ばかりの森を抜ける山間ロード。道幅も広く走りやすいが、微妙に交通量があるので走りを楽しめるわけではなく、絶景と呼べる景色もないので楽しくはない。千葉中央と鴨川をつなぐ観光用道路という感じ。紅葉シーズンだったらもう少し景色が良くて印象が違ったのかも。

 鴨川到着。鴨川シーワールドのある国道128号線を経由して「清住養老ライン」へ。整備された二車線の道もあるが、鹿野山の道をさらに狭くしたような山道がここかしこに顔を見せる街道。一部は相互通行も難しくヤビツ峠を思い出す。
 養老川に沿って走る山道で、里見駅や高滝ダムなど見所もあるのだが、風景に関してはここまで走ってきた道とあまり変わり映えがない。

 清住養老ラインの走る県道81号線を抜け、国道297号線へ。当初の目的地である市原鶴舞インターチェンジへ到着した。インターチェンジ付近にあるミニストップ到着時、時刻はまだ14時前。予定より3時間くらい早い到着だった。
 帰路の途中思ったが、せっかくだから再び南下してから外房を銚子まで突き進んで、房総半島制覇してもよかった。


 南房総を走って感じたのは整備されて走りやすいワインディングが多いことと、紅葉シーズンだというのに交通量が少なく走りやすかったということ。逆に言えばこんな良い環境なのに何故ドライブやツーリングする人が少ないのか。
 道中数台のバイクとすれ違ったものの「ヤエー」の交換はほとんどなく、ツーリング集団との出会いも少なかった。
 思ったのは鹿野山九十九谷公園以外、開けた山頂や展望台といった爽快な場所がないこと。道は良くてもどこも似たような風景で、「ココ」というポイントがない。結果ライダーの集う場所がなく、南房総ツーリングをぼやけた印象にしていると感じた。
 南房総はどんづまりだから、ここを経由して他方面へ抜けて行く人はいない。結果ここを走るのが目的という奇特な人以外おらず、さらに特筆すべきスポットもないから奇特な人々も集まらず、交流も広がらない。道路は整備され都心からも近いことを考えれば寂しい限り。

 予定では市原鶴舞インターチェンジに16~17時ごろ到着。富津岬を経由して木更津で温泉に入って時間調整するつもりだったが、まだ渋滞も発生しない時間帯。少し迷ったが月曜日は仕事もあるし、今から帰れば暗くなる前に家に帰れるからと小田原へ戻ることにした。
 せっかくなので明くなった海ほたるの風景を見ようとアクアラインを目指し、その後の道どりを間違えたため東名高速からの帰還となった。本当このカーナビは東名高速を推奨するのが好きだな。


 本日の走行距離458.6km。高速利用が300km弱あるので、下道を走ったのは160kmくらいか。走行距離の割には時間、疲労度とも少なかった。

2019年11月13日水曜日

「ヘレディタリー/継承」 「ファーストマン」

 アマゾンプライムで映画を観る。

「ヘレディタリー/継承」
 ここ最近の最恐ホラーという触れ込みで興味を持った。精神の障害を持つ家系に生まれた妻。母親の死に引き続き娘も事故で死亡し、少しずつ精神を病んでいくお話し。悪魔召喚などが盛り込まれ、オーメンやエクソシストなどの名作ホラーを思わせる正統派。
 娘役のチャーリー・グラハムを演ずるミリー・シャピロの存在感が恐ろしく、ダミアンの女性版?と思わせて、序盤にあっさり事故死するあたりから物語に引き込まれる。
 注目は徐々に狂気に堕ちていく妻役のトニ・コレットの怪演。夫を殺してしまった後の絶望から、狂気に飲み込まれる瞬間の演技などに驚愕。冴えない息子役のアレックス・ウルフも地味ながら正常と狂気の狭間で翻弄される様を演じて見事など、キャストの演技力が光る作品。
 グロテスクなシーン、ショックシーンが「えっ!?」というくらいの瞬間で現れ、それが逆にぞわぞわとくる怖さにつながる。娘の事故シーンや妻が自らの首をワイヤーで切るシーンなど。また息子を追いかけるシーンは印象的で、エクソシストのスパイダーウォークを思わせる不気味さ。
 ストーリー自体は序盤に張られた展開から読みやすいものの、予定調和的アンハッピーエンドが評判に違わぬホラーの名作といえる作品だった。

「ファーストマン」
 人類初の月着陸を成し遂げたアームストロング船長の物語。
 岡田斗司夫のニコ生で絶賛していたので興味をもっていたが、この度プライム無料枠に入っていたので視聴。
 ニコ生で詳細解説を見てしまったので、少し期待しすぎた感じにはなってしまった。もっともアームストロング船長が月着陸を成功させることは既知のことだし、アポロ1号の事故をはじめとするストーリーも知っているので驚きはない。
 それでも「ライトスタッフ」「アポロ13」に並ぶ宇宙開発物のドキュメンタリー風映画としては面白く鑑賞できた。裏を返せばそれ以上ではなかったかな。
 

2019年11月12日火曜日

Honda Racing THANKS DAY 2019

 11月10日に「ツインリンクもてぎ」で開催された「Honda Racing THANKS DAY」へ行ってきた。ツインリンクもてぎは初めて。「BIKE BIKE BIKE」や「CBオーナーズミーティング」と異なり、サーキットの試走がないのは残念。
 このイベントはホンダのレーシングチームが日頃の応援に感謝して開催するもので、四輪、二輪の各チーム各ドライバーが勢ぞろいする。また「ツインリンクもてぎ」には「ホンダコレクションホール」という常設の展示場があり、ホンダの発売してきた車やバイクが展示されているそうで、こちらも楽しみだった。


 午前4時自宅発。「もてぎ」は宇都宮の近くなので圏央道経由の東北道と思っていたが、ナビで経路を検索すると首都高経由の常磐道が推奨された。首都高を走るのは久しぶりだし、大橋JCTでの渋滞は名物。しかし日曜日の早い時間ということもあり渋滞は特に発生していない様子。逆に八王子JCTではさっそく事故情報が上がっており、ナビの推奨に従い首都高~常磐道を目指すことに。
 首都高渋谷線から南へは何度も行ったことがあるが、北の池袋方面を行くのは初めて。首都高独特の分岐と合流の連続にビビるが、やはり音声案内のついたナビがあると便利。道中間違えることもなく通過。首都高6号向島線、常磐道へと進む。
 水戸北スマートICで降りるよう案内されるも災害により閉鎖中。通過して那珂ICへ。そこから1時間ほど下道を走ったら「ツインリンクもてぎ」着。片道所要時間は休憩込み4時間ほど。午前8時ごろの到着。

 中央エントランスを入ってグランドスタンド前の広場には、物販やフードコートのテントが並ぶ。開場して間もない到着だったが多くの人で賑わっていた。入場料無料ということもあってか家族連れも多い。自動車離れ、モータースポーツへの関心の低さを言われるけれど、それでもこれほどの人が集まるのかと驚き。


 記念にキャップでも買おうか物販ブースを物色。お目当ては見つからず。ホンダの「H」のロゴを中央にあしらった紺色のクラシカルなレーシングキャップが欲しい。似たようなのはあるけれど、配色が赤と白になっておりコレジャナイ感。

 メインスタンドからコースを見ると、すでにサーキット走行が始まっている。迫力あるエンジンサウンドが響いていてサーキットに来たんだなあと感じる。
 コースを走っているのはF1マシンやスーパーGTマシンなど。メインストレート上には往年のホンダの名車が展示されていた。間近で見たいと思ったが、グリッドへ入るには指定席券の購入が必要で、一昨晩いまさらのように調べたものの前売りは完売していた。
 グリッドウォークをあきらめ地下道を通ってパドック方面へ。ピットガレージの裏側へと出る。こちらにもかなり人が出ていて、コース上を走っているマシンのメカニックやドライバーと近いこともあり、出待ちのようなファンが群がっていた。
 一通り見て回ってからグランドスタンド方面へ戻ると、場内放送で指定席券の当日売りを行っているとのこと。しかも一枚千円と格安。すぐにチケットを買いに向かい、ホームストレートのグリッドウォークを体験。
 懐かしのロスマンズNSR500や赤白のマールボロマクラーレンMP4/4などなど、胸を熱くさせる思い出のマシンを間近に見れて、これだけでも来た甲斐があったな。
 ガレージのスタッフやドライバー目当てでフェンスに被りついているお客さんも多く、小さな子供が「ジェンソン・バトン!」なんて声を上げているのを聞いて微笑ましい。というかバトンにこんな人気があったことを初めて知る。


 サーキットでの展示を一通り見終えたので、楽しみにしていた「ホンダコレクションホール」へ足を向ける。
 一階展示ブースでは、本田宗一郎による技術研究所の立ち上げ、名参謀藤沢武夫との出会い、自社製エンジン開発、ドリーム、スーパーカブの発売、マン島TTへのチャレンジなど、いまや伝説となったホンダの歴史が語られる。
 二階と三階はホンダの歴史を彩った名車が並ぶ。一番感動したのはやはりF1。特に熱狂していた80年代後半のロータス99T、ウイリアムズFW11、マクラーレンMP4/6。他にもスピリットホンダや中島悟の乗ったF2マシンなども展示されていた。
 時代と歴史的価値を感じる展示車両ではあるが、やっぱり同世代的に楽しんでいたものが特に懐かしく興味深く、バイクはCB400、CB1300。車はシティ、シビック、CR-Xが心に残った。



 トヨタをはじめとする他社メーカーの展示場へ行ってもこれほどの感動はないだろう。自分はホンダの車やバイクが好きで、ホンダを中心に乗ってきた。なので他メーカーの製品には自分にまつわる物語がない。かつて自分が乗っていたバイク、熱狂したレーシングマシンを見て当時の自分を振り返る。そんな実感を伴った感動が、他メーカーの展示場では生まれない気がする。

 コレクションホールを後にし、再びサーキットへ。午後はサーキット走行を中心としたプログラムが組まれていたので、先ほど購入した指定席でじっくり観戦する。スーパーGTカーやHonda Racingチームのバイクによるエキシビションレースが行われた。
 最後まで観ようと思ったが、あまりの人出に帰りの渋滞が心配になる。お尻も痛くなったので途中で席を立った。それでも往年の名車を観れたので十分満足。機会があれば来年もまた来よう。


 帰りは宇都宮へ。健康ランドで時間調整。渋滞がなくなったころに帰ろうと思ったが、すぐそばの鹿沼ICで事故。さらに東北道が大渋滞。おまけに圏央道八王子JCTはいつもの事故渋滞。バイクで渋滞のノロノロ運転を強いられる辛いなぁ。
 渋滞情報が考慮されるグーグルマップで検索すると国道4号線を南下するルートが示される。下道はかったるいなと思ったが渋滞よりまし。1時間ほど我慢して走って渋滞を迂回する。国道4号線は信号が多く、少し走るとすぐに次の信号に引っ掛かるという苦行。勢い平均速度は落ちるので、経過時間に比べて走行距離を稼げず。
 ふと、小田原から遠く離れて栃木にいるのか、と考えると孤独になる。疲弊して帰って明日は朝から仕事か、と考えると絶望すら覚えた。
 それでも前へは進んでいる。赤信号に手を焼きつつも、宇都宮~下野~小山と栃木県を抜け、古河~久喜へ進んでコンビニ休憩。鹿沼ICから発生していた渋滞を回避できたようなので、久喜ICで高速に合流。
 なお再度自宅への経路を調べて驚愕。グーグルマップで指示していたのは同じ4号線でもバイパスとなっている新4号線の方だった。そちらを通ればもっと早く着いただろうし、信号もここまで多くなかったはず・・・。ゴリラナビにVICSが着いていないことと、マップが使いにくいことが原因。やっぱり紙の地図も併用しないとだめだ。
 そこから先は渋滞しらずでスイスイ。距離の遠くなる圏央道へは向かわず、首都高川口線から東名高速を目指す。途中大橋JCTでループ道に遭遇し驚愕。四階層ほどあり、かつ旋回半径も短いことから、ずっとバイクを傾けながら進んでいくのは怖くもあった。

 本日の総走行距離474.2km。

 

2019年11月3日日曜日

川越城、HMS初中級

 ツーリング二日目。
 伊勢崎のホテルを出てホンダモータサイクルスクール(HMS)が始まるまでに川越城訪問と慌ただしいスケジュール。ホテルを7時に出発。川越までの国道は渋滞気味で予定より30分近く時間が掛かり、9時近くの到着だった。
 川越城と言えば小田原生まれとしては北条氏康の「川越夜戦」というイメージなのだが、復元された本丸御殿はお城とは程遠いイメージの建物だった。


 営業時間より少し早く到着してしまったが、スタッフの方が気を利かせてくれてスタンプを押してもらえた。ほとんど見物せずHMSへ。

 今回のHMSは「初中級」。前回の「初級」があまりにも初心者向けの内容だったのでより上級向けを選んだのだが、いきなり中級は無謀だと思ったため。HMSはリピーターが多く、参加者の一人に聞けば何百回と参加している人がいるそう。よくそんなにお金があるな。
 「初中級」の内容は午前中がオフセットパイロン。午後がコースパイロンだった。個人的にはUターンを含む低速旋回を希望していたので少し残念。

 今回はNC750限定の開催だったのだが、教習所で乗った以来久しぶりのNCは軽かった。足つきもいい。低速トルク重視で走り始めの加速も十分。確かに初心者がスラロームを学ぶにはいい車体なんだろう。でも面白みのないバイクというか、作りもチープな感じ。
 高い講習料を払うので、CB1300とは言わないまでも、せめてCB1100で講習を受けたかった。愛車とのギャップがあり過ぎて勉強になるのかどうか。

今回学んだこと
 1.姿勢・・・腰を捻る、後輪荷重の意識
 2.視線・・・パイロンの上部を見る、旋回が始まったら次のパイロンを意識
 3.体の前後・・・頭の位置が一定になるように、加速時は前へ旋回時は後ろへ
 4.パイロンの回り方・・・大きく余裕を取って進入し、巻き込むように旋回

 前回に比べると教官からの積極的なアドバイスがあり修正点を教えてくれた。言われてみるとなるほどと思えるようなことばかりで役に立った。
 前を走る上手い人の乗り方を参考にスラロームを行ったがどうもパイロンの回り方がしっくりこなかったが、アドバイスを聞いたり実際にラインどりを見せてもらったりすることで分かりやすかった。
 終わりごろには自分でも見違えるほど上手く乗れるようになったが、全身移動を繰り替えさねばならず疲労困憊。

 HMS終了後、予想通り圏央道は八王子あたりで事故渋滞。スクールの疲労もあり、このまま渋滞の中を帰る気力なし。
 もう一泊?なんて思ったが連休ということもありお得な宿は全滅。仕方ないので川越の健康センター「川越温泉湯游ランド」で時間をつぶして帰宅した。

 一日中HMSで講習を受けたことから二日目はあまり走っておらず走行距離187.6km。二日間の総走行距離437.5km。

神流町恐竜センター

 なかなか予約の取れないホンダモーターサイクルスクール(HMS)。10月27日にキャンセル待ちで申し込んだものの予約ならず。残念と思っていた矢先、11月2日に NC750 のみ対象の初中級コースが開催されるというメールが到着。NCはあまり興味ないが試しに予約してみるとあっさり予約成立した。
 スクールの開催されるレインボー埼玉は微妙に遠く、せっかくの連休なのだからツーリングを計画した。

 先日(9月1日)雁坂みちツーリングをした際、HMSや川越が近いことや、前から興味を持っていた「神流町恐竜センター」への入り口になっていることに気付く。そこで今回雁坂みちから恐竜センターを第一日目。二日目に川越城からHMSという予定を立てた。前回のビーナスライン同様、宿泊地は直前予約。恐竜センターから少し離れた伊勢崎で宿泊することとなった。

 初日の11月1日は晴天。山中湖、御坂みち経由で雁坂峠へ。朝早めに出た割に雁坂みちへ出るまでは渋滞気味。雁坂トンネルではトンネル内での片側交互通行。ちょっと珍しい体験をした。
 秩父湖を越えてしばらく後、県道37号線から国道299号線へ。山を越えて群馬に入ると神流町恐竜センター到着。


 神流町恐竜センターは恐竜の博物館についてネット検索していたら見つけたもの。昨年行った「福井恐竜博物館」に比べてマイナーな感じだったが、福井に比べれば関東地方ということで身近に感じ、行ってみたいと思っていた。
  神流町周辺は中里と言われ、恐竜の足跡や化石がいくつも発掘されているそう。これを町おこしの目玉として恐竜センターが作られたようだ。人気の福井恐竜博物館に比べればこじんまりとしているが、真面目な展示で好感を覚えた。
 本館の展示物は少なく、こんなもんかぁと思ったが、別館で展示されているモンゴルの恐竜化石はかなり見ごたえがある。大きなタルボサウルスの復元模型をメインに、格闘化石が興味を引いた。


 また迫力ある化石の展示だけでなく、そばには知識と興味を広げさせるサブテキストが掲示されており、例えば親子連れで子供に問いかけや思考をさせる仕掛けになっていて素晴らしい。
 別館を観終わってから再度本館へ戻り、上映時間の都合から見ることのできなかったライブシアターを見る。解説役の博士を筆頭にリアルに再現された恐竜たちが動いて楽しい。最後のタルボサウルス登場はホラー仕立てでなかなか迫力があった。


 恐竜センターを見終えて伊勢崎のホテルへ。本日の走行距離246.5km。