2024年10月29日火曜日

Steam 2024 夏~秋

前回レビューした「Diablo4」以降にプレイした「PCゲーム:プチレビュー 24夏秋」

 ★★★ 見事クリア!又はクリアできずとも面白かった良作。またプレイしたい!
 ★★☆ 面白かったがクリアまでハマれなかった秀作。機会があれば再プレイ
 ★☆☆ 面白さとストレスが共存する佳作。しばらく寝かす
 ☆☆☆ 個人的にハマレなかった残念作。時間の無駄。もう遊ばない


「ドラゴンクエストビルダーズ2」★★★

 GTX1050Tiに第3世代i7というCPUではカクカクし過ぎて遊べなかったゲーム。同等かちょい下性能のNintendo Switchでは問題なく遊べるのに。
 せっかくなので最高品質で遊べるようになるまで寝かしておいたが、最新ゲームPCを購入したことで眠りから覚めた。60FPSやグラフィックの品質向上などされているようだが、遊んでみれば大した違いを感じられず。まあ読み込みは速いよねというくらい。
 しかし何度目かの再プレイなれどゲーム内容は面白く、クリア後ビルダーズアイをゲットするまではやり込んでしまった。かいたく島をさらに開拓していきたいが、他にやりたいゲームもあるのでしばし封印。


「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」☆☆☆

 セールで安かったこと、最新ゲームのグラフィックを味わいたい、人気シリーズなれど一度も遊んだことのなかったエスコンシリーズということで購入する。
 ぶっちゃけ面白くない。飛行モードが初心者向けのパッド操作だからか?
 空を飛んでいる感もなければスピード感も乏しく、かと言って「アフターバーナー」のようなゲーム的割り切りのない雰囲気ゲーム。ミサイルを何十発も搭載できる非現実ゲームなのだから、もう少し外連味があっても良かったのでは?遊んでいて盛り上がりに欠け、純粋につまらない。
 遊んでいて楽しくないのに加え、ストーリーも非現実的で生意気な小娘のモノローグでは没入できず、理不尽に難しいステージが出始めてきてプレイする気力がなくなった。
 また期待していたグラフィックは1080PのFullHD画質までしか対応しておらずガッカリ。


「デッドライジング3」☆☆☆

 何度もやり直している同作。今度こそという感じで再開するが、結局操作性のもっさり感とインターフェイスの理不尽さで挫折。具体的には落ちているアイテム一つをとるのにもイライラする。
 大量のゾンビが出てくる中を駆け抜けて打ち倒すというのは面白そうなのだが、ストレスを溜めながらこのゲームで遊ぶより、他にも似たようなゲームは一杯あるなと思ってしまった。結局はXBOXone初期に発売というひと昔前ゲームだった。


「モンスターハンターワールド」☆☆☆

 何度目かの「モンハン」挑戦。世間でこれほど人気があるのだから面白いはず。食わず嫌い良くない。しかし無駄に長いチュートリアルと無駄に豪華で動きにくそうな見た目に耐えられない。最初のクエストで面白味を感ぜず、これ本当にゲームなの?と思ってしまう。
 万民に受けても自分に受けるとは限らない好例。続編の「ワイルズ」が出るようだがもう二度とやらないと誓う。


「ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト」★☆☆
「デッド・オア・スクール」★★☆

 どちらも「メトロイドヴァニア」と呼ばれる探索型アクションゲーム。メトロイドは苦労しながらシリーズクリアしたし、ドラキュラX月下の夜想曲は確かに名作だった。
 しかし上記二作は挫折。自分には難易度が高い。最近発売された「メトロイド・ドレッド」もかなり難しいゲームだったが、シリーズを遊んできたという思い入れで続けることが出来たのに対し、上記二作にはそれがなかったというのが大きい。
 また「月下の夜想曲」はアイテムを手に入れることによってどんどん主人公が強くなることが実感でき、それがモチベーションとなってやめ時を見失うほどハマったが、上記二作は全然キャラが強くならず、遊んでいてストレスしかない。
 もっと時間を掛けてじっくり遊べば良いのだろうが、残念ながらマニア向けに難易度の上がっているこのジャンル自体が自分には合わなかった。


「バイオハザードRe:3」★★★

 せっかく良いグラボを買ったのにこれを活かしたゲームをやっていないなと思い、高グラフィックの「バイオRe3」を高品質で遊んでみる。オプションで色々弄っている時は処理によるエフェクトの違いがわかるが、いざ遊んでみるとそんな細かい所に目は行かないよね。水面や影の処理なんてどうでも良い、というか追跡者とのバトル中そんな暇はない。
 ゲーム自体は面白いが淡泊。でもサクッと遊べて楽しめた。


「エルデンリング」(保留)

 新ゲームPC購入のきっかけでもある「エルデンリング」。セールしていたので衝動買い。さわりだけ遊んでみた。相変わらずの死にゲー。篝火から篝火へとチマチマ進んでいった「ダークソウル」と異なり、探索ルートが広がったオープンワールドとなっているため、ゲーム展開が大きく変わっているようだ。まだまだ触りだけなので評価はしないが、個人的にここ最近のカジュアル指向となっているので、難易度の高い本家「死にゲー」をクリアできるか…。


「ドラゴンクエストビルダーズ」★★★

 ビルダーズ2が面白かったので前作を購入。一部「2」の仕様を取り入れたリニューアル版となっており、以前遊んだ「Nintendo Switch」版より遊びやすくなっている。しかし実際に遊ぶと新設設計とされた操作に重さを感じるだけで使いにくい。
 例えばアイテムを並べて設置する際、ワンテンポ遅れて設置がされる。これは一段置きか二段置きかを選択する「間」となっているが、ぶっちゃけ余計なお世話でむしろ設置の邪魔でしかない。開発陣はこのシステムで実際に遊んだのか?それともせっかく新設計したからいれちゃえ!ということではなかったか。
 そんなシステムが幾つか垣間見え遊びにくくなっている。「2」の仕様を取り入れるならそのまま取り入れればよかったのに。恐らく「スマホ」版がベースになっているからだろう。


ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

  世界に話題と狂気を巻き起こした「ジョーカー」の続編「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」を観て来た。”フォリ・ア・ドゥ”とはフランス語で「二人狂い」を意味するそうで、妄想を持った人物と親密な関係を持つ健常者が共に過ごすことで、妄想が共有されること。つまり「ハーレイ・クイン」の登場を示唆したものだろう。
 虐げられ、声を上げることも許されない弱者がダークヒーローとして祭り上げられるという前作は多くの人々からシンパシーを得、模倣犯や集団的暴力などの背景となったとされるが、個人的には同情も共感も無く、ジョーカーへの思い入れもなかった。

 ジョーカーとして覚醒したアーサーのその顛末。あらたなダークヒロイン「ハーレイ・クイン」を相棒にしてどんな狂気や破壊を見せてくれるのか。しがない日々を送る弱者の代弁者としてカタルシスを得たい。続編を待ちわびたファンの期待を裏切るようなストーリーと演出。
 アーサーがジョーカーになれるのはミュージカル仕立ての妄想。一瞬の演説こそ”ジョーカー”になれるが、それは「無理」に演じているだけだ。期待と現実のギャップから支持者は離れ、自身も偶像になれないことを悟り、終いには自信の影に殺されることとなる。

 前作を愛したファンに「現実を見ろ!」と言わんばかりのお話しは酷評を受けてもしかたなかろうし、前作にシンパシーを得なかった自分のようなものには「まあ、こうなるよね」としか思えず。興行的に大失敗してまで作る作品だったのかは疑問。

 ストーリーや演出的にはそんな感想だったが、裁判の評決が出たと同時に爆破オチ。鑑賞しながら思わず「クソ映画!」と声が出てしまった。散々主人公を弄んで結末が「ボカァァン!」て何よ。ここまで見せて来たお話しは何だったのか。「トゥーフェイス」の誕生を目配せしている場合か?退席しようかと思うくらい、覚めてしまった。

2024年10月20日日曜日

2024 秋ツーリング 国道352号

  9月の連休は雨のため残念な結果となった。今月の連休は天気も良さそう。円安の影響からかインバウンド需要が高まり、ホテルは軒並み値上げ、満室。それでも何とか予約が取れたので前回のリベンジ「国道352号」走破を目指して出発。

10/12 小田原~秩父~沼田~矢板

 前回の同企画ツーリング時、栃木の日光や矢板が予想以上に近いと判明。のんびりと下道でも行けそうな距離ということが分かった。結果まずは国道140号(雁坂みち~彩甲斐街道)から秩父に出ることに。
 R246から三国峠経由で山中湖へ。朝早く出掛けたこともあり、久しぶりに霧の掛かった山中湖を観ることが出来た。幻想的。周辺は予想より寒い。日中はもっと気温が上がるはずと我慢。御坂みちにて甲州へ。塩山を通ってR140の雁坂トンネルへ。

 雁坂みちでは大型トラックがボトルネックのノロノロ運転。仕方ないとくっついて走るが、秩父湖への分岐で本道を離れて旧道へ。こちらもクネクネ道なのでスピードは上がらず、これは選択を誤ったかなと思ったが、再合流する交差点で先ほどのトラックをぴったりと追い抜いた。なんたる偶然、大ラッキー。そのまま秩父まで降って道の駅で休憩。

 ここから矢板方面へ向かうルートとして西から、
  ①沼田からロマンチック街道
  ②前橋から赤城山
  ③前橋から足尾銅山
  ④宇都宮
の4パターンが想定できる。①②③は最終的に合流して日光経由で矢板へ。
 今年は何故か日光方面へのツーリングが多く②③は走ったばかり。④は市街地ルートなので楽しくなさそう。結果①を選択。沼田まで関越自動車道でワープ。

 沼田からロマンチック街道を日光方面へ。時間があれば途中で北上して川俣温泉~霧降高原に向かう予定。しかし片品村を越えて標高が上がってくると気温が低下してきて寒い。加えて怪しい雲が出てくる。
 湯滝を過ぎて予定していた川俣方面へ向かう山王林道に向かうもついに雨がポツポツ降ってきて、向かう先の太郎山方面は雨雲に飲まれている。ここは無理せず引き返すが、ついに本降りの雨となる。予報では雨など降らないはずなのに。
 寒さ対策も兼ねて竜頭の滝駐車場にて合羽を着る。雨雲レーダーによると局地的なにわか雨のようで、ちょうどこの辺りだけ雨。そういえば前回半月山展望台へ行った時も霧に飲まれていたし、山間にあたるこの地方は雲が溜まりやすいのだろう。

 いろは坂から日光に降り、途中お腹が痛くなって「ガスト」へ緊急ピットインしながら、本日の宿へ到着。走行距離は390.1kmだった。


10/13 矢板~国道352号~魚沼~国道289号~国道294号~矢板

 いよいよ今回ツーリングの主題たる国道352号へ。
 国道352号といえばロングツーリングを始めたころに知った道で、福島から新潟を縦断する過酷な山道。電話もつながらない孤独な秘境、落ちれば奈落のガードレールがない断崖絶壁、道の上を川が流れる洗い越し…等々。まさにワイルダネスを具現化したような道として紹介されていた。
 いつか行こうと夢見てきたが、バイクはシートが低くて足つきの良いCTX700だし、DCTなのでエンストもないし、色んな峠を走って経験値も増えたし、いまこそ挑戦の時!

 矢板から塩原温泉郷を走り抜け、いよいよ国道352号に合流。R121、400との重複国道となっている。荒海川を境に西へ。ここまでずっと走りやすい峠道。道も良く整備されていてワイルダネスには程遠い。
 昨日に引き続き標高の高い道を走るため寒い。山の狭隘を抜けて走っていくため、陽射しが届かないのも寒さの原因。陽の射す辺りでは寒さも一段落するのだが。道の駅「番屋」で一服するも暖かい飲み物が売っていない。燃料補給、屏風岩見物をして進む。

 この辺りは尾瀬観光の拠点となっていた。七入駐車場では道案内が立っている。尾瀬には興味がなかったので地名が分からず、案内の言っていることが意味不明だった。駐車場を過ぎると急に道が狭くなる。ヘアピンカーブの連続。御池や沼山なんて地名も出てきて、さきほどの案内の意味をようやく理解。尾瀬へ向かう駐車場が満車なので、ここで止めてシャトルバスを使えということだったのか。自分には関係のないことであった。
 尾瀬を抜けて県境。新潟県へ。いよいよ奥只見湖畔を走る。

 奥只見湖はこれといった展望台がなく、また生い茂る木々が邪魔をして湖の全貌を観ることが出来ない。遊覧船乗り場や奥只見ダムへ行くには奥只見シルバーラインが唯一のアクセスルートだが、狭くて湧き水が多いためスリップの危険性が高いトンネル区間が延々とあるため二輪は通行禁止となっているのは残念。
 名物洗い越しも登場。しかし思ってたほど水流は激しくなく、危険を感じることもなく渡れるレベル。長雨の後など日によって違うのだろうが肩透かしだった。
 奥只見湖畔を半周するルートは最初登ってあとは降りていく。地元のツーリングルートとなっているのか思っていた以上に対向車多し。
 クネクネと曲がりくねってなかなかゴールまで辿り着けない感はあるが、道幅が広いのでストレスなく走れる。最終的には湖面の辺りまで降り切ってから湖畔道路終了。展望台がないのが残念だが、荒々しい渓谷を眼前に見ることが出来たり、その渓谷に敷かれた山道を走り抜けて行くのは楽しい。


 酷道と言われるR352、最後の関門である枝折峠へ。「枝折峠は”転落事故”多し!初心者はシルバーラインへ」という警告看板が立っていて恐怖感を煽る。道幅は1.5車線程度と狭く国道と思えば酷いと感じるも、これくらいの峠道はいくらでもある。特に問題なく枝折峠に到着。
 峠付近は違法駐車の列で走りにくい。最近よく遭遇するが、安上がりで健康にもいいからハイキングブームになっているのか。だったら電車できて麓から登山しなさいよと言いたくもなる。
 枝折峠からの景色は絶景と聞いたが、立ち木やススキが邪魔をしてそれほどでもなかった。明け方に発生する雲海が見事らしいが現在正午。霧の気配すらない。こんなもんか、と峠を後にする。
 下りも似たような狭いつづら折れの連続。新潟方面から来るバイカー多し。

 国道352号は自分が思っていたほどの酷道ではなかった。尾瀬、枝折峠という観光スポットがあるため交通量もあり、深い山の中で独りぼっちという孤独感もない。狭いつづら折れや断崖絶壁もあったが、待避所も多いし舗装もされているので走りづらさを感じることもなく、いい意味で期待外れだったな。それとも自分の酷道耐性が高まっているのか。

 魚沼からはR252~289へ。田子倉湖を通って那須高原を抜けて行く。R352とは打って変わって快速ワインディングとなっており気持ちいい。田子倉湖の眺望が見事だったが、かっ飛ばしてレイクビューポイントに止まることもせず。走って走って白河。国道294号にて南下。大田原を通過して矢板帰着。
 走行距離418.9km。クネクネ道多しで距離以上に走った気分。


10/14 矢板~日塩もみじライン~霧降高原~小田原

 最終日。初日に走れなかった川俣湖方面へ。時間の関係で川俣温泉までは行けないが、霧降高原には行きたい。

 昨日は矢板から北上して塩原温泉郷を走ったので、今日は西へ向かって鬼怒川温泉を通ってみる。鬼怒川温泉は不況でさびれているというイメージがあったが、バイクで走り抜ける分にはあまり良く分からなかった。昨日通った塩原や地元の箱根、湯河原といった小さな宿の連なる温泉郷に比べ、広々としていて大型ホテルなどによる団体客目当てか。
 熱海しかり団体客目当ての温泉街はバブル崩壊後軒並み不況となった。企業の慰安旅行などが減ったためか。しかし楽天トラベルなどで検索しても、今だに食事込み2万円などのプランばかりで素泊まり旅人には高過ぎる。
 観光ホテルには観光ホテルなりのやり方、売り方があるのは理解できるが、もう少し多様性をもったリーズナブルなプランがあればと思う。近くに日光の歴史建築と大自然があるのにさびれているというのは勿体ないことだ。

 鬼怒川を抜けてもみじラインへ。カーブ多めのワインディング。名前の通りもみじの回廊となっており、紅葉のシーズンとなれば綺麗だろう。今年は夏の暑さが遅くまで残ったためかいまだ青々と生い茂っている。
 この道はエーデルワイススキーリゾート、ハンターマウンテン塩原というスキー場へのアクセスルートとなっているようだ。塩原温泉郷へも直結しているが走りにくいため、利用する人は少なかろう。2017年度版マップルでは有料道路となっていたが無料だった。
 途中30km/hになっている箇所があり、「速度取締り中」の立て看板もあって楽しめない。もっともきついカーブは多いし、落ち葉などでコンディションも良くないので、あまりスピードを出そうという気にはなれない道だった。

 R121の温泉とダム街道を進んで霧降高原へ。牧場のため切り開かれた高原は雄大で、これまで木々に遮られてきた樹海道路ばかり走ってきた眼には新鮮に映る。ここをグングン登っていく県道169号線は広々として走りやすく標高1440mにある天空の展望台は絶景。今回ツーリングで一番の景色だった。
 連休の最終日ということで、渋滞が発生する前にさっさと帰ろうと考えていたが、無理して足を伸ばした甲斐があった。

 霧降高原を後にして日光へ。日光宇都宮道路~東北自動車道~圏央道~小田原厚木道路~帰宅。奇跡の事故渋滞なし。本日の走行距離は371.5km。

 今年の夏は南海トラフ地震騒ぎでロングツーリングに行けず、天候不順で予定通りにならないツーリングが多くてフラストレーションが溜まった。久しぶりに三日間ぶっ通しで走れて大満足。
 3日間の総走行距離は1,180km。

 そう言えばプチカスタムでハンドガードを装着。最初にかったCTX700用ハンドガードはプーチのロングスクリーンに干渉してしまうので売却。小さめの汎用品を購入するも今度はカウルに干渉してしまうため加工必須か?と放置していた。
 ふと取り付け部のミラーマウントに高さアップのアダプターをつければ躱せるんじゃないかと思いつき、試してみたら大成功。今回のツーリングで試してきたが…イイ!グランドツアラーとして完成された感がある。
 さっそうと風を切って走るのも気持ちいいのだけど、やはり防風効果がしっかりしていた方が距離を走っても疲れにくいことを実感した。見た目も大きいカウル、スクリーンにマッチしてイイ!
 ・・・中華製なので「風超」という謎ワードが萎えるが・・・。



2024年10月9日水曜日

ツーリング 近況

  この所、ツーリング記録をアップしていないが、だいたいひと月に一度くらいの割合では出掛けていた。しかし今夏は異常な暑さでバイクに乗る気がしなかった。それでもと出掛けたが色々問題発生で、記事にまとめるほどのツーリングにならなかったのがアップできなかった原因。
 せっかくなのでまとめて一つのネタとしてアップする。

6/22 富士山周遊~大菩薩~R139~r35

 夏の閉鎖前に富士山へ行こうというネタと、Youtubeで紹介されていた中央道渋滞時の迂回路の県道35号線を走ってみるというネタに、せっかくだから大菩薩峠でつなぎましたという感じだったかな。
 R246沿い小山のローソンで朝食。延々しゃべっている老人ライダー(NC750X)二人を尻目に出発。特に道草することも渋滞に引っ掛かることもなく須走口に到着したら、抜かれた記憶もないのに朝の爺二人がいて驚いたというのを思い出した。
 県道35号線は記憶になかっただけで何度か走ったことがあった。ぶっちゃけこの辺りはCBR400Rを買ったばかりの頃、走り回っていたからな。


8/3 ビーナスライン表裏

 裏ビーナスとも呼ばれる武石峠からうつくしテラスの高原ラインを走るという企画。
 ビーナスラインはそれこそ年一以上で出掛けているが、武石峠方面には行ったことがない。理由は美ヶ原高原美術館方面から武石峠へ抜ける道が通行止めのままとなっているからだ。迂回するには松本市街へ降りて再び登る必要があるが、縁がなくて行かずじまいだった。
 実際に訪問した感想としては「まあ、こんなもんか」。裏ビーナスの高原を走る爽快感は最高!なんて記事を目にしたことがあるが大した距離を走るでもなく、ぶっちゃ感動はなかった。
 裏ビーナスを降りた後、高ボッチ高原へ向かおうと思ったが、せっかくなので上田方面へ向かい、県道62号線で再登頂するという、いつもと反対側からのラインで高原美術館に上るきっかけになったのは良かった。
 なおビーナスラインを走っている時は標高も高く走りやすかったが、下に降りると地獄。今年のバイクツーリングはやばいかもと実感させられた。


8/13 チェリーパークライン断念

 今年の夏ツーリングはまさかの「南海トラフ地震発生注意報」とかいう、後に陰謀論が巻き起こりそうな勇み足警報が原因で中止。本来であれば四国へ行く予定だったが、まさか南海トラフのまさに真っ只中へ突撃する気にはなれなかった。
 結局地震は来ず、天気予報が外れた程度の気安さで誰も責任はとらされず、今年の夏ツーリングの代わりに一泊二日くらいで出掛けようとあてもなく出発した。
 買ってから一度も使っていなかった中華製小型カメラをセットして動画撮影しつつ、一号線~沼津縦貫道~中部横断道~中央道と進んで須玉IC下車。
 清里ラインを北上し、八ヶ岳のビューポイント(平沢峠)、野辺山観測所などに立ち寄る。この辺りで「CB1300を降りるきっかけとなったチェリーパークラインに再挑戦!」という企画を思いつく。
 しかし天候不順で妙義山方面は雨のため通行止めという標示板が出ており若干の不安。小諸まで到着すれば浅間山方面は真っ黒な雲が立ち上っており不穏な気配。残念とは思ったがリベンジは断念。
 北と東は雨模様、西の上田、長野あたりで宿を探すも見つからず。今年はツキがないのだと諦めて引き返す。途中、円形分水や松原湖に立ち寄る。
 当日はあちらこちらでゲリラ豪雨。うまいこと躱しながらここまで来たが、楽をしようと中央道に乗ったのが運の尽き。最後に見た天気予報では存在しなった雨雲が甲府盆地に発生。大雨を降らせていた。全身ずぶ濡れ。高速道路なので逃げることも出来ない!
 御坂ICあたりで雨は止み、御坂みちをかっ飛ばせば風圧によって服も乾き始めたものの、トンネルを抜けたら再び雨。涙。今年の夏はダメだ、と思い知らされた一日だった。


9/14-15 只見湖断念


 敬老の日(三連休)を利用し奥只見方面へ出掛ける計画を立てた。宿の予約をした時は晴れの予報だったのが、ツーリング当日になってまさかの秋雨前線南下。一番大事な国道352号線を走る日に大雨予報。ただでさえ洗い越しで危険度高しと言われている道に突入する勇気はない。スケジュール中に宿をキャンセル。すごすごと引き返すこととなった。
 国道(酷道)352号を走ることが目的だったので、初日のルートは適当。6月に走ったばかりの赤城山へ行き、ロマンチック街道をつまみ食いするだけと目的のないツーリング。中禅寺湖畔にある半月山展望台と古峰神社に立ち寄ったものの、これだったらもう少し考えたルートを走るべきだったと残念。
 翌日はこのまま帰るだけでは悔しいのと、圏央道が八王子JCTで大渋滞かましていたこともあって青梅IC下車。奥多摩~ヤビツ峠を走って帰宅した。日帰りツーリングコースじゃん。今年は雨にやられることが多い気がする。

2024年9月29日日曜日

ビートルジュース ビートルジュース

  ティム・バートンのコメディホラー「ビートルジュース」の続編、「ビートルジュース ビートルジュース」を観に行ってきた。

 ここ最近ある何年振りかのまさかの続編(ゴーストバスターズ、トップガンなど)と似たような展開で、前作のオリジナルメンバーとその子供の愛憎劇という物語。自然とファミリー向けのお話しとなるので営業しやすいためか。続編としては作りやすいのだろうが、ありがちな展開(最初仲たがいしていた親子が仲直りする)に終始するので面白くない。

 序盤から中盤にかけて母娘のスレ違いという展開。ハチャメチャな前作と比べて人間ドラマ中心なのでイマイチと思いつつ見ていたが、ビートルジュースが復活し「あの世」へと舞台が移るあたりから不条理な展開が増えてきて面白くなる。
 最期は新キャラとして登場した敵役「ドロレス」「ジェレミー」をあっさり退場させ、あくまでビートルジュース中心に話が進むのが潔い(つーか、二人のエピソードいらなかったんじゃないの?レベル)。
 終わってみれば面白かったなと満足。本国ではトランスフォーマーを抑え、三週連続全米一位と異例の大ヒットとのこと。

 ただし前作との比較は難しく、あくまで当時を懐かしんで楽しむ続編。前作のハチャメチャ度、家の周りにサンドワーム、歩き出す前衛美術品などなど、何でこんなことを思いつくのだろう?という製作者のぶっとび具合は奇跡。
 今作に理解不能な展開はなく、バナナボートの件やあの世のビジュアルは前作を踏襲しているだけだし、ソウルトレインや出産シーンはストレートで笑えない。

 モニカ・ベルッチ、ウィリアム・デフォー、ダニー・デビートといった往年のベテランキャスト出演は、新進気鋭の若手監督の才能を買ってというわけでもなく意味不明。しかも必然性のある登場理由がない。
 一方前作で一番輝いていたジーナ・デイビスが登場しないのは仕方ないとはいえ残念。歳をとったウィノナ・ライダーの見た目は割と頑張っていたものの、足腰がダメなのか走り回るシーンは痛々しかった。
 代わりに娘役を演じたジェナ・オルテガがかわいかったのと、引き続き母役を演じたキャサリン・オハラの顔芸は素晴らしく衰え知らず。