CTX700に初乗りした瞬間感じたことは「ステップが遠い」ということだった。
ただでさえ慣れないフォワードコントロールに加え、身長170cmの自分には若干遠めのステップ位置に感じた。
またバー状のステップなので足を置く位置も限定されることから、乗車姿勢が楽なはずのクルーザーなれど、下半身はほぼ定位置を余儀なくされてしまう。
ホンダの新世代クルーザーとして開発された先輩格の「DN01」と後輩にあたる「NM4」はどちらもフロアボードを採用。スクーター的に足を降ろすことが出来る。また現在絶好調販売中の「レブル」はミッドコントロールとなっており、一般的なネイキッドなどのバイクと似たようなポジションだ。
CTX700もミッドコントロールであればニーグリップもしやすいし、乗りやすかったろうにと残念な部分である。
そう言いつつ蔵王や高山などロングツーリングをした結果、まあこのままでも乗れないことはない。しかしハーレーなどのアメリカンバイクで良く見る「ステップボード」に取り替えたらどうだろうか?と思った。
ステップを取り換えるだけなので難易度も低そうだし、amazonでパーツを検索したところ激安ステップがいくつか見つかった。だいたい5千円~1万円という感じ。Youtubeにもカスタム動画が上げられていたので参考にしながらステップを取り換えてみた。
今回購入したのは「ブルース&シャーク」というメーカーのステップ。鷲をデザインしたようなカバーはダサいが安いので我慢する。
既存のステップはボルトが10mm径だったのに対し、こちらの留め具は6mmとなっていたためスペーサーと別途ボルトを購入して径を合わせた。また角度を調整後ネジで止めて固定するようになっているが、噛み合わせの部分が弱く締め付けても動いてしまう。調整できなくなるが力の掛かる部分でもあり、パテで固定することにした。
取り換えた結果、既存に比べ足を置く位置が自由になった。ただしブレーキペダルとの関係上あまり変な位置に置いておくととっさの動作が出来なくて焦る。それでも高速道路などの巡行時はペダルの後端に足を置いておくと楽な姿勢を取れる。
取付位置の関係上、ボードがこれまでと比べて若干上に付いた為、すねの部分がクランクカバーに当たっていたのが干渉しなくなったのは嬉しい誤算。この位置にクランクケースが飛び出しているのはDCTの設計ミスだと思っていたが、これで違和感なく乗れる。
残念なのはブレーキペダルとの兼ね合いでボードを水平に設置せざるを得ず、足を乗せる際に若干違和感がある。これがスクーターのように斜めに配置できれば足も乗せやすい形状となるが、ブレーキペダルの動作範囲を取れなくなってしまう。ここは後付けカスタムなので致し方ないか。
また関連として足でのホールドがし難くなった。前述の取付形状からステップを力強く踏ん張ることが出来ないのが原因。これはニーグリップのできないクルーザー独特の乗り方を覚えるなど何か対応が必要かもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿