2011年1月30日日曜日

ドラゴンエイジオリジンズ

 久しぶりの本格RPG。発売決定時から期待していたんだけど、任天堂が「ラストストーリー」を本押ししてたんで少し日和ってしまった。
 よくよく考えればこれまでファイナルファンタジーなんてほとんどやってこなかったし、洋物RPGは結構肌に合う方なので、27日の新作ソフト群からこいつを選びました。

 現在序盤をクリアした辺り?だと思うんだけど、印象としてはクラシックRPG。個人的には好みのゲームでした。特に一連のAD&Dシリーズを思い出させるゲーム感覚は懐かしさを感じる。
 Falloutのように会話を進めながらストーリーを楽しむゲームで、最近の和ゲーのような陳腐な展開はなく、友人が恋人と逃げようとするのを、魔導士の掟を破ってでも助けるか?といった、人間性を試されるようなシナリオは秀逸。ゲーム内なれど真剣に悩んでしまった。
 世界観を構築するためのサイドストーリーや背景説明のテキスト量は莫大で、さすがに全部を頭に叩き込むのはゲームだけでは厳しく、小説などで補完されるべきか。
 ムーンシェイサーガやドラゴンランス戦記などが刊行されていたころを思い出しますな。

2011年1月28日金曜日

NGP

 ソニーが新型携帯ゲーム機を発表した。高性能はさらに推し進められ、PS3と同等の性能だそうだ。もちろん発表会のみのリップサービスで、実際は性能だだ落ちだろうが。とはいうものの、有機ELディスプレイはよいな。
 任天堂の新携帯ゲーム機たる3DSは立体視という目玉を売りにしオモチャっぽいが、ソニーは性能追求を目指した。ソニーらしいとは思う。

 しかしなぁ、いよいよ据え置きゲーム機に秋風吹きすさむようになりそうだ。もはやテレビを前にしてどっかり腰を落ち着けゲームをやる、なんてのは過去のものへ。ゲームは基本的に携帯機で行い、必要に応じて WiFi だの 3G だのによるネットプレイ。ケーブル一つでテレビ接続もできれば、まぁ問題ない・・・のか。

 古い人間なので、ゲームはもともとアーケード、パソコン、ファミコンときた世代。携帯ゲーム機の始祖ゲームボーイは買わなかったし。そういった意味では世相とずれている所はあるんだろうな。
 アーケードもPCゲームも一応存続しているが、実質的には終わっていると言っていい。昔のゲーセンはいまやプリクラとUFOキャッチャーの並ぶアミューズメント施設だし、PCゲームは洋物とエロゲーだけしか存在せず、仕事用を除けばネット専用機器。据え置きゲーム機も廃れていくのだろうか。

 そういえばモンスターハンター特需で年末からPSPが品薄になったようだけど、今頃PSPを買う人って一体何なんでしょうね・・・?

2011年1月20日木曜日

バイオハザード5

 ようやくクリアしました。買ってから一年近く放置・・・。やらなかった理由は

1.黒人が気持ち悪すぎ
 別に差別的発言をするわけではなく、純粋に気持ち悪いと感じる。
 プレステ3ということもあり画像はリアルすぎるし、目は血走ってるし。
 しかもノロノロゾンビと違って走ってきたり、弾よけたり。
 愛すべき敵キャラになれないわ、きもくて。

2.操作性が最悪
 4種類ほど操作タイプを選べるのだが、そのどれもが使いにくい。
 TPSと割り切って、よくある操作方法を用意しておいてくれればいいのに。
 移動にストレスたまるから、戦闘が楽しめない。
 しかもクリスがでかすぎて画面見にくいし、狙いながら動けないし。
 他、売買メニューもやりにくい。弾だけ買ったりできないし。
 どうせ銃を売れば弾が残るんであれば、弾だけ単品で売れよ。

3.相棒が馬鹿
 何しろ弾撃ちまくる。すぐに弾切れになるくらい。
 AI操作時は弾無限にしておけば、これほどストレスもたまらなかったろうに。
 心が折れまくるので途中はオンラインCOOPで進めました。
 しかしヘッドセット使っている人少ないんで、コミニュケーションとれないんだよな。
 未クリアだからウロウロしちゃうし、謎解きもじっくり考えらんないし。
 それでもCOOPやんなかったら最後までやってないだろうな。

 クリアしてなお、上記三点が覆ることはなく、終始つまらんなーと思いつつ義務的プレイ。ストーリーはつまんないし、敵も魅力ある奴がいないし。ごちゃごちゃやって、最後にウェスカー倒して終わりだろ?と思ったらマンマとかもうね。

アンストッパブル

 昔流行ったパニック映画のようなストーリーに、映画館で観ようとは思ってなかったが、丁度ロードショーの谷間でこれという作品がなかったことから、観てみようとなった。結論から言えば思っていたよりは面白く良作品でした。

 実話から着想を得た物語としているが、かなり元の話に忠実である。そんな馬鹿な、と言いたくなるような原因で列車の暴走が始まってしまう。積み荷が危険物というのもご都合主義っぽいが、これまた事実だったりとびっくり。
 ただし主人公二人をヒーローとすべく展開していくのは、興業作品である以上仕方ないか。創作の部分がどうしても浮いてしまっているのが残念。「それちょっと無理だろ?」と思ったシーンはすべて実話では存在してなかった。

 監督の前作が興行的に上手くいかなかったことで、制作費がカットされたそう。運行管理局のお偉いさんが空気だったり、足をけがした主人公が列車へ飛び乗る所など、シーンを削るか何かしたのかな、なんて思ってしまった。

2011年1月6日木曜日

ヴァンキッシュ

 年末に購入した内の一本、ヴァンキッシュをクリアしたのでレビューする。はっきり言って「最近の洋風和ゲー」感満載だったな、というのが結論である。

 ・グラフィックは良い
 ・ストーリーが貧弱

以上、である。

 他のユーザーからの意見通りの結論だが、本当にそうだったので仕方ない。まるで子供向けアクションヒーロー物のような話の展開はつまらないし、味方のリーダーに何の魅力もないから、裏切られても何とも思わない。まるで裏切ることが前提で出ていたのだろうと感じてしまったからだ。
 プレイヤーを驚かせるために、あっと言わせるどんでん返しを仕組もうとする、その姿勢自体賛否あると思うが、あれではあっと言えないだろ・・・。
 しかも大統領まで巻き込んで、薄っぺらい理由で戦争を行うとか。挙げ句の果てには真相がバレ(と言ってもほんの数名にしかバレテナイ?)て、大統領が自殺するとかって、どんだけ蚤の心臓なんだかと言うか最初からヤンナレベル。
 フロントミッションエボルヴもそうだったが、ストーリーを書いた人間の戦争観が、あまりにも陳腐すぎる。一人二人の登場人物だけで、戦争起こせるか?

 主人公のサムもステロタイプだし、場違いな所で煙草吸ってるし、格好悪い。デザイナーがこんな人間を格好いいと言っているんだったら、センスなさ過ぎる。分隊長のバーンズも行動にシンパシーを感じられない。最後裏切るキャラだから適当?
 例えばガンダムのラル大尉のように部下からも慕われて、自分も部下のことを考える人で、そういったキャラが裏切った方が驚かないか?それすらワカランカ?
 もういい加減ゲームデザイナーはデザインとディレクションだけにして、ストーリーは外部のシナリオライターやら作家を呼ぶべきじゃないだろうか。荒唐無稽すぎる。

 アクションフィールドは狭苦しく一本道。色々展開を考えることすらできない。味方は相変わらず弱くて、一杯出てくる割に主人公一人で戦っているだけ。
 CoD4が良かったのは、プライス大尉やギャズが先導しつつ、よい感じで活躍する。初めての頃などは、彼らの後ろにくっついて行くくらいのイメージ。それが共闘感につながったと思うが、今作にはそれが全くない。

 ムービー。好きな人も多いだろうから何とも言えないが、あまりにも多すぎ。話の合間合間に割り込んでくるからうっとうしくなる。自分で操作している感も減じる。
 しかも内容は前述の通り陳腐なのだから、余計にたちが悪いとしかいいようがない。

 正直最近のゲームはこんなのが多すぎるように思われる。もう一度やろうか?という気持ちはまったく起きない。だから売れないんじゃないだろうか。
 販売機会は初動のみ。最初に買ったユーザーから面白いという声が上がらないから売れない。雑誌の情報を頼りに購買意欲を煽ってきた時代と違って、生の声はネットですぐ聞ける。実際の動きやプレイ感も動画サイトでいくらでも拾える。となれば、中味に金掛けなきゃだめでしょ?という昨今である。

 なおラストのスタッフ紹介は悪趣味としかいいようがない。さんざんくだらないシューティングやらされて、写真付のドヤ顔魅せられた挙げ句、再びスタッフロールが開始されるとか、どんだけナルシストなんだこいつら。