2024年4月28日日曜日

4月 三重出張中ツーリング

 4/6 椿大神社~鈴鹿スカイライン~国道421

 出張第一週は予定より作業が押してしまい金曜日の夜中まで仕事となった。土曜日の朝から出掛けようと思っていたが叶わず、それでも10時頃に目が覚めたので出発する。  今日はすぐそばにある神社「椿大神社」~鈴鹿スカイライン~国道421号線。宿舎周辺からぐるりと一周する予定。  椿大神社への道中、桜は七分咲き。満開にはまだだが、来週には散ってしまいそう。

 三重出張時、鈴鹿インターチェンジを降りてすぐ、大きな鳥居を見掛けた。調べると椿大神社という伊勢一之宮にあたる高名な神社だった。主祭神は猿田彦大神。天狗の元祖。邇邇芸命を先導したことで有名。  すぐ裏手にある山々がご神体となっている古来ゆかしい神社。境内に入ってすぐの参道に御船磐座。拝殿のそばにはこちらも神話時代のエピソードで有名なウズメや松下幸之助の社などもある。延命地蔵に願掛けされた家族の署名を見掛けて何かストーリーを想像してしまった。

 椿大神社を後にし鈴鹿スカイラインへ。去年「Honda Go Meeting」へ行った際に通った峠道。眺望はあまり良くないが、峠を下ってからの里山の雰囲気が良い。  麓まで降りてブルーメの丘側へ広域農道を進んで国道421号線へ。永源寺ダム沿いに伸びる道幅の広い道は走りやすく、沿道にある道の駅には地元バイカーが多く集まっていた。鈴鹿山脈沿いは良いワイディングが多いのだろう。  本日の走行距離122km。


4/7 伊勢神宮

 昨日は地元の神様にご挨拶して、出張時の無事を祈念してきたのだが、やはり三重まで来てひと月滞在するとなれば、伊勢神宮に行かない訳にはいかない。


 せっかくなのでのんびり国道を走って神宮まで向かった。鈴鹿~亀山~津~松坂と伊勢湾をぐるりと南下した。  伊勢に到着。桜満開。観光客も多く、駐車場はかなり遠くまで空いていない。今回は外宮、内宮だけでなく、それぞれの月夜宮と内宮そばの倭姫宮も参拝した。二度目の参拝ということで前回ほどの感動は味わえなかったが、境内の雰囲気と広さからここは別格だ再認識させられた。  本日の走行距離184.5km。


4/13 鯖街道~敦賀

 出張第二週ツーリングは琵琶湖に出て大橋を渡り、鯖街道を北上して敦賀まで足を伸ばす。目的地は気比神宮。

 再び鈴鹿スカイラインを通って琵琶湖へ。麓に降りてから琵琶湖までが思いのほか遠かった。Google mapのナビで走ったので、抜け道・近道とあちこち曲がらされたからか。  やっと琵琶湖まで出て湖畔を走る。気持ちいい。大橋を渡って対岸へ。京都の北をかすめるように進んで鯖街道(若狭街道)へ。安曇川沿いを通る山間の道で急なカーブも少なく走りやすい。  三方五湖まで北上。縄文博物館などもあるが時間の都合でスルー。レインボーラインを走る。展望台からは五胡と日本海を一望。せっかくなので鯖の押し寿司弁当を購入した。滅茶苦茶うまかった。
 若狭湾沿いに東へ。敦賀に出る。日本三大松原のひとつ「気比の松原」を通って「気比神宮」へ。主祭神は伊奢沙別命という土着の神様というのが珍しい。越前の国といえば継体天皇の出身地ということもあり、謎めいた地に感じる。
 気比神宮は朱塗りで立派な鳥居が印象的。大鳥居は拝殿を示すことなくご神体にあたる天筒山を祭っている。北陸新幹線が敦賀まで開通したことを記念して、境内には神宮の由来が書かれていた。

 敦賀まで来たのであとは帰路。国道161号線を通って琵琶湖北岸へ。白髭神社を通って琵琶湖西岸を走る。四日市まではどうやって戻るのかとナビで調べてみれば、草津で新名神に乗れという案内。高速への入口が激混みで大渋滞していたので、そのまま下道に当たる国道1号線をのんびり帰ることにした。
 帰りにマックで期間限定のサムライマックトリプルビーフを食す。うまいというか、肉のボリュームが凄い。
 本日の走行距離。401.8km。


4/20 養老の滝、伊吹山、余呉湖

 新名神方面を走っていると、もこもこの森が印象的だった養老山地。さらに関ヶ原の北部に位置する「伊吹山ドライブウェイ」が目的地。これで伊勢、近江近辺で行きたいと思っていた場所をだいたい制覇できる。
 伊吹山ドライブウェイは出張が決まってすぐに訪問するつもりだった。しかし開通がまさかの4月下旬。そのためここまで後回しとなった。


 朝一の国道23号線を北上。みえ川越そばの山岡家には走り屋がたむろしていた。越えて国道258号線へ。特徴的なもこもこ森の養老山脈を左手に見ながら走っていく。
 養老の滝へ。一時間ほど散策。森の木々も花も皆名前があるというのに私は知らない。さみしい気持ちになりながら滝へ。程よい落差の滝。奈良時代からの歴史を感じ、静謐な気持ちになる。鳥獣の鳴き声に誘われるまま養老神社へ足が向き参拝。帰り道で蛇に出会う。来ることが約束されていた気持ちになる。

 関ケ原を抜けてすぐ「伊吹山ドライブウェイ」へ。本日が開通日ということで二輪車の通行料が2,200円から半額の1,100円となった。半額は助かったが2,200円は高いなぁ。鈴鹿スカイラインに続いて行こうと思いつつ来れなかった峠道。名神高速を走っていると看板が見えるんだよね。これで有名なワインディングは大体制覇した感がある。
 眺望良好。伊吹山を見ながら大きなカーブを曲がっていくにつれ高度が上がっていくのが良き。残念ながら冬枯れで山頂は禿山となっていた。夏~秋が良い感じなのだろうな。山頂のテラスにも多くの人で賑わっていた。

 山頂を後にして、下りもいい景色だなぁとのんびりドライブ。崖に現れる「ライチョウ」を撮ろうと超望遠レンズでシャッターチャンスを狙う人々を尻目に降りていく。落石避けの隧道をロングで撮ろうとして途中の駐車場に止まる。何枚か写真を撮って満足。さて出発しようと思ったらスターターが動作せず、エンジンが掛からない!
 血の気が引く。さっきまで順調に、いや四日市まで持ち込んでこれまでずっと問題なく走ってきたのにどうして?つい最近まで冬眠させてきたのに、この一か月で無理させ過ぎた?高低差がエンジンに堪えた?キックがあるわけでもなく、クラッチもないから押し掛けもできず、どうすればいいのか?スターターがうんともすんとも言わないので、どうしたらいいのかわからない。
 バッテリーは替えたばかり、オイルも交換した。重大なトラブルしか考えられない。こんな僻地にサービスを呼んでもどれだけの時間がかかるか・・・。嫌なことばかり頭をよぎる。せめてと思いマニュアルを読み直し、困ったときは?の項目を調べるも似たような事例は挙がっていない。
 永遠に思われるような時間が過ぎたが、実際は5分10分程度だっただろうか、ふと「キルスイッチ」が押し込まれていることに気付き、オフにしてスタータースイッチを押せば、当たり前のように普通にエンジンが掛かった!!馬鹿か、俺は!!!あまりにも下らぬオチに苦笑いしつつ、伊吹山を後にした。

 伊吹山から賤ヶ岳北岸にあたる余呉湖へ。羽衣伝説や龍伝説の残る地。周囲6.4kmの小さな湖で、三方を山に囲まれた湖面はとても穏やか。湖畔の公園には八重桜が咲き誇っていた。このまま賤ヶ岳と長浜城に立ち寄る予定だったが、考えてみればとくに見るべき所もなしとキャンセル。
 琵琶湖北岸から今週は東湖畔を進む。いわゆる琵琶湖さざなみ街道。ここも地元ライダーの聖地と呼べよう。天気もいいからか交通量は多く渋滞気味。琵琶湖の広さを感じながら瀬田まで走る。
 瀬田で国道2号線の罠に騙されつつも県道16号線へ。この道は新名神を作るための工事用道路だったようで、高規格のバイパスとなっていた。信楽ICで新名神に乗って帰宅。
 本日の走行距離314km。
 

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