スーパーファミコンのRPG「ヘラクレスの栄光III」をプレイ。本日クリアした。クリアまでにだいたい二週間ほど掛かったのかな。
ストーリーが素晴らしいという触れ込みの同ゲーム。確かに伏線が回収される終盤と、その演出方法は当時にしては見事で、名作と言うファンがいるのも納得。残念ながら大人となった身には途中で薄々謎が読めてしまったものの、これを子供の頃遊んでいたら衝撃を受けただろうね。
しかしゲームバランスはかなり悪く、レベルが上げて装備を整えても、いつまでも戦闘が楽にならない。後で調べるとキャラクターの成長に伴って、モンスターのレベルも上昇しているとのことで、そりゃ楽にならないわけだ。
一撃でHPを半分近く持っていくことも多く、更に特定のキャラクターへ集中攻撃してくるなど厳しい。もっとも不死身の主人公たちでHPが0になっても簡単に復活できるうえ、ドラクエで言うところの「世界樹の葉」はいくらでも手に入るので、死ぬ(気絶)前提で立ち回るようなバランス調整なのかも。
終盤はマッドマン系とクリスタル系が辛く、せっかく倒してもすぐに回復、復活させられ、一戦闘がとても時間が掛かってしまう。さらにMPを吸ってくるとストレスが溜まる。レベルを上げても無意味なのを悟り、最後あたりは雑魚戦で逃げまくりだった。
道具使用することで魔法効果のある装備があるのが救い。とくに「みかくしのかぶと」は店売りなのでパーティ全員に装備。開幕連打すると一気に非ダメージを抑えられたりする。他にも全体攻撃魔法「ランドン」を発動できる槍など、MPを節約しながら戦うのも肝要。
攻撃力アップや二回攻撃できるようになる魔法などのバフ、相手を混乱させるデバフ系の魔法も割と効果的だったりと考えられてはいる。
これでモンスターのレベルが上がらない設定であれば爽快感も味わえただろうに、延々つらい戦いを強いられるのがねぇ。また古いゲームにありがちなエンカウント率の高さもストレスを増す一因。
謎解きに関してはヒントがうまく散りばめられていて、町の住民だけでなく、仲間の日記から推測してみたりなど凝っている。全体マップを見通す範囲が狭くて位置関係を俯瞰して把握しにくいこともあるが、そこが逆に寄り道の楽しさも作り出しているので一概に悪いとも言えない。
ただし終盤津波後の展開が予想通りの解法だったけれどなかなかフラグが発動せず、攻略サイトを頼ってしまうことになった。残念。
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