2020年6月9日火曜日

CB1300 北関東お城めぐり

 ツーリング初日。最初の予定地は鉢形城。のんびり雁坂峠を越えて秩父へ出る。
 6時に出発。標高の高くなる山中湖あたりから寒い。今日は気温30度近くなるということでメッシュジャケットにするか悩んだが、スリーシーズン用にしておいて良かった。いつも利用する勝沼のヤマザキデイリーで自家製パンを食べ朝食。
 甲府盆地に入ったところで気温も上がってくるが、雁坂峠へ登るにつれ再び寒くなる。昨晩は雨が降ったようで秩父方面の路面は濡れていて怖い。霧も発生していて本当に晴れるのかなと心配になる。予定通り10時には道の駅ちちぶ着。最初の訪問地鉢形城まであと1時間ほど。


鉢形城
 荒川のほとりに建てられた北条氏邦による平山城。北条家のお城ということで石垣はなく空堀中心の土城。しかし荒川にそって本丸がそびえ立ち、なかなかの要害だと感じる。実際豊臣による小田原征伐の際は籠城して落ちず、城兵の命を助けるという約束で開城したそう。
 資料館からかなり広い縄張りが広がるものの、案内は簡素で、城跡なのか自然の風景なのかわかりにくい。言われなければ堀切とか気付かないかも。


 鉢形城を後にして次は金山城へ。道中個人で経営している模型屋さんを発見。通販ではぼったくり価格になっていた塗料をゲット。
 金山城へは国道140号、407号という幹線道路にて。日曜日ということもあり交通量は多く、天気も良くなってきてとても暑い。さらに赤信号に何度もつかまる。久しぶりにCB1300のエンジンの熱さを体感。こうなるとメッシュジャケットのが良かったか。

金山城
 13時前に到着。資料館へは寄らず、直接山頂の駐車場へバイクを止めてお城巡り。あまり期待していないお城だったのでスタンプだけ押してさっさと帰ろうと思ったが、本丸まで登らないとスタンプは押せない。
 金山城は山城。八王子城や春日山城のようなきつい勾配はないものの、自然を利用した砦という感じ。石垣にくわえ石畳も整備され、山城とはいうもののかなり立派。こんな所まで攻め入られることがあったのか?と思ってしまう。
 幾つかの曲輪が一本道でつながっており、コンパクトに見所満載で思っていたより満足度の高いお城だった。物見台のある山頂の本丸は見晴らし最高。


 時間的に回れそうにないと予定から外していた足利氏宅跡(鑁阿寺)だったが、思い切って訪問することに。途中渡良瀬橋を渡る。渡良瀬橋?森高千里?ずっと九州のイメージだったが、まさかこんな所にあるとは。

足利氏宅跡(鑁阿寺)
 鎌倉武家館と言ってイメージするような、四方が簡素な堀と塀で囲われたお城。中は鑁阿寺というお寺になっていて真言宗大日派の本山とのこと。よく分からないがお城と言うよりお寺。スタンプだけ押してそそくさと退出。


 予定外の足利氏宅跡に寄ったので時間稼ぎに高速利用。北関東自動車道で高崎までワープ。蓑輪城は閉館時間がないものの、スタンプの受付をしている高崎市役所箕郷支所は17時まで。急がねば。支所から蓑輪城までは10分程度と程近い。

蓑輪城
 ここも北条氏おなじみの土で出来たお城。と思いきや、武田信玄を苦しめた長野業正の居城。ゲーム「天下統一」で見知った武将だな。かなり能力値が高かった記憶。
 鉢形城と似た広い敷地の土城ながら、高低差のある丘陵に築かれていることや、案内板が豊富なため見やすい。堀も深くかつての風景が想像される。堀切と曲輪だけで基本的に何もないが城門が一つだけ復元されている。周りの景色と溶け合っておらず逆に違和感を感じてしまう。


 雁坂峠を越えて秩父入りしてからの北関東四城巡り。かなり駆け足になってしまった感はある。不勉強なためあまり知らないお城ばかりだったが、実際に城跡を散策すると見所もあり、特に金山城の石垣は見事だった。初日の走行距離313.5km。

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