グラフィックが綺麗ということで「HELL BLADE」をサマーセールで購入した。
北欧神話を背景にした作品で、精神病を患った人の症例を参考に作っているという。頭の中をいろんな人の声が駆け巡り、「何々してはだめだ」「そっちへ行くな」など行動を否定する。ヘッドホンを使用するとさらに臨場感を増すらしい。
戦闘シーンでも妄想と現実がまじりあう演出がなされ、なんとも不思議な体験となる。
売り物のグラフィックは素晴らしいの一言。まさにフォトリアル。こないだ遊んだトゥームレイダーしかり、最新ゲームのグラフィックはここまで表現できるのだなと感動できる。
それでいてゲームシステムは旧態依然であり、行きたい場所へ行くこともできず、任意で崖に上ることも下りることもできない。結局謎解きもゲーム進行もすべて一本道であり、ゲームマスターの意図通りに動かねばならず、上手くいっているときはいいけれど、意図を汲み取れなくなるととたんにストレスが増す。
「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」が画期的だったのはまさにこの部分であり、謎解きもゲーム進行もすべてプレイヤー任せ。行きたいところへ自由に行けて、パラグライダーのような便利な手段まで用意されている。
ゲームとして楽しいのはどちらかと言われれば「ゼルダの伝説」であることは明白で、今後「HELL BLADE」のようなフォトリアル作品に本当の自由度が再現できるようになれば、それはすごい作品になるであろうと思った。
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