2017年3月13日月曜日

ゼルダの伝説 ゼルダの伝説 Breath of the Wild

 バイオハザードシリーズ攻略は一休みして、ついに期待の新ゲーム機ニンテンドースイッチの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を遊び始めた。
 発売前までWiiU版を買おうと思っていた。読み込みに時間がかかるという評判だったが、買うとすればダウンロード版をHDDにインストールするつもりだったので、その点については問題としていなかった。それよりもゾンビUやゼノブレイドクロスを遊んだ時に感じた、手元のパッドでマップが表示できるという利点の方が勝っていたから。
 しかしスイッチ版を開発するにあたり、パッドによるマップ表示はなくなった模様。一時のゼルダ開発紹介動画では手元のマップは便利だねなんて言っていたのにである。ゲームパッドの利点がないとなればわざわざWiiUで買うのもバカバカしい。スイッチ版を改めて予約することにした。当然プロコンも一緒に購入。

 今作のゼルダはオープンワールドが売り。時のオカリナやトワイライトプリンセスもオープンワールドだと思うのだが何が違うのか。町や城などがフィールド上に存在するかどうかの違いなのだろうか。それよりも大幅に変更となったのは、ゲーム進行の変更。
 これまでのゼルダは神殿をめぐり少しずつアイテムを入手。これを使ってマップをクリアしていくというもの。道中のミニゲームは沢山あれど、基本一本道のゲーム進行だった。

 今回は最初からほとんどのアイテムが手に入り、神殿(ほこら)の探索は任意。ゲームの進行に関してもクエスト制としてプレイヤー任せにしている。ここが大きく変わった。
 最初からアイテムをすべて保持しているから、行けない場所はほとんどなく、自分の思いつつままにフィールド探索、世界冒険をすることができる。まこと自由度が高い。
 現在のプレイではストーリーの「四神獣を探せ」をほったらかしにして世界巡り。タワーに登ってマップ製作。合間に神殿攻略をいそしんでいるが、何も問題がない。道中あらわれるゴブリンとの戦闘もほどほどのエンカウントで飽きが来ない。武器や盾がすぐに壊れてしまうし、敵の攻撃も強力なので死亡してしまうこともしばしば。無敵感が低めなのも緊張感を高めるし、等身大の冒険を楽しめて良い。

 夜中振り返ると遠くの方に龍が飛んでいたり、キツネや鹿などが点在する自然、遠くの山々と攻略すべき塔のならんだ景色など大自然の息吹を感じるつくりなのも見事。
 壁や崖はしがみついて登っていくことができ、がんばりゲージがなければ途中までしか行けないということもなく、アイテムで回復すれば問題ないというゲームシステムが秀逸。ゼノブレイドクロスではドールが手に入るまで進行不能な場所が多く探索において制約となっていたが、こうした縛りを撤廃したのはまさしく英断だった。行きたい場所へプレイヤーの思いのままに進んで行けるのは純粋に楽しい。あの山を登ってみよう。ここから飛んで行ってあそこの塔に行ってみようなど、これぞアドベンチャー。
 オブリビオンやスカイリムはファーストパーソンビューがメイン。一応サードパーソンビューもあるがそれはおまけ程度。なので没入感はあれどゲーム表現として稚拙に感じる。ゼルダではリンクが走り回り、汗を流して崖をよじ登り、パラセールで大空を滑空する。アニメ表現を使用してリアルに動き回る姿を見ることができるのが洋物オープンワールドゲームとの大きな違いだろう。
 緻密でフォトリアルなゲームとは方向性が違い、かつ日本人であれば気に入るゲーム表現であり、スカイウォードソードから続くトゥーンレンダリングゼルダとよくマッチしている。

 神殿(ほこら)は数を多くした分、簡単にクリアできる。ひとつの神殿における特定の謎が解けなくてゲーム進行が停滞するというゼルダにありがちな問題点をクリアしている。簡単なれど謎解き(パズル)要素は残してあるから、解けた時の快感も残っているのはゼルダの伝説シリーズ伝統を継承している感じ。

 すべてのボタンを駆使しなければ快適に遊ぶことができないこと。またプロコンの作りから(+、-)ボタンと(ホーム)ボタンを誤入力しがちなことなどは欠点。壊れる武器はゲームシステムに組み込まれているのだが、ちょっと壊れすぎかなとは思う。
 フレームレートが低い(低くなる)とかグラフィックが前世代的というのはおそらく遊んでいない人間の批評。プレイ中それを思わせる場面はまったく存在しない。

 ほとんど欠点らしい欠点があげられず、ゲーム没頭してしまえるのは近年まれだ。気がついたら2時間、3時間と遊んでしまっていたということもザラ。数々のゲーム雑誌で点数が高いのもうなずける出来栄え。
 堀井雄二をはじめとするゲームデザイナーはこのゲームを遊んで「やられた!」と思うだろう。

2017年3月5日日曜日

バイオハザード3、ヴェロニカ Nintendo Switch

 バイオハザード2を久しぶりに遊んで楽しかったので、続けて3をプレイした。
 しかし「3」は難しいな。ネメシスという追走型タイラントがうざいことこの上ない。当時はこんなものかと思い込んでいたが、あのリモコン操作でアクションをやらされるのはストレスでしかないね。また吹っ飛ばされるたびにレバガチャ、ボタン連打を強要されるのもきつい。
 洋館事件からラクーンシティ崩壊へと話の進んだ「1」→「2」の流れに比べてストーリーはまったく進んでいないというのも評価を下げるところ。

 「3」クリア後続けて「ヴェロニカ」を開始。自分の記憶以上に難しかった。
 当時はノーセーブクリアしてランクSを取ったものだが、今回のプレイでは死にまくり。まあこれはアイテムの隠し場所とか覚えていないので効率が悪く、弾薬に苦労したってこともある。
 特に「クリス編」ではハンターに殺されまくった。

 続いて「0」を遊ぶか・・・と思ったのだが、ついに3月3日。ニンテンドースイッチ発売してしまった。
 当然ネットで予約済み。当日には手元に到着。本来バイオハザードの回顧プレイしている暇があったらゼルダ新作やるべきなんだよね。

 スイッチ開封の感想。驚くほど薄くて軽くて小さい。この大きさでWiiUと同等以上の性能なのかと思うと驚愕だよね。残念ながら携帯プレイをするつもりはまったくないが、ソフト開発面での展開を考えれば、携帯機部門と据え置き機部門を統一してプラットフォームを同一にするというのはファンにとって喜ばしいこと。いまだ3DSの後継機は常に考えている、なんて玉虫色の発言せずに、スイッチ一本で行きますと言ってほしい。

 ゼルダはまだ遊んでいないが、ドラクエヒーローズの体験版を遊んでみる限り、PS3よりは性能いいんじゃない?という感じ。グラフィックは緻密感が十分にあると思う。PS4はもっていないので比較しようがないけれど。
 これだけのグラフィック能力があれば現世代ゲームも普通に移植できると思うのだが、今後どうなるんだろう。

 本体機能はかなりあっさりしていて、Wii発売当時と似ているかな。いやWiiチャンネルがない分、Wiiよりシンプルか。ゲーム専用機でしかない。
 どう考えたってタブレットを意識してしまう本体なのだから、ブラウザはあって然るべきだと思うのだが。また動画ソフトもリリースして欲しい。

 WiiUは期待しすぎるあまり、実機が出た時は正直がっくりきた。今回はあまり期待せず、任天堂専用機でいいやと思っているので、まあ失敗しない程度に頑張ってください。